女王アリを倒せ
クランからサバンナのアリ討伐のクエストが発令された。
サバンナにいる冒険者達は総出でそれに協力する事に。
入口を見張る隊と巣穴に飛び込み女王アリを討伐する隊に分かれて行動する。
花春達は巣穴に飛び込む方に参加する事になった。
「さて、巣穴の中もアリだらけだね」
「そうだな、とりあえず外はサミヨ達に任せ、我々は女王アリを探すぞ」
「はい、行きましょう、被害を減らすために」
そのまま巣穴の中を進んでいく花春達。
アリの魔物は当然強く、今の花春達でも花山抜きでは楽には勝てない相手だろう。
「それにしてもアリなのにこンなに強いのか」
「武器を使う高い知能を持つアリまでいるようだからな」
「とにかく先に進みましょう、時間がかかると不利になります」
そのままアリの巣を先に進んでいく。
冒険者達もなんとかアリには勝てているようで、雑魚は任せる事にした。
「なンだろうここ、集落っぽいけど」
「まさか地底に住むと言われる種族か、噂には聞いていたが」
「でも人は少ないね、アリにやられたのかな」
「生き残りがいないか探してみるか」
アリの巣の道中にあった地下集落。
花山曰く地底に住むと言われる種族の集落の様子。
とりあえず生き残りがいないか探してみる。
するとアリに襲われ高所に逃げていた生き残りを見つける。
とりあえずそのアリを倒しその住民を救出する。
「いやー、助かったよ」
「えっとあなたは?この集落に住んでる人?」
「うん、何人かやられたけどとりあえずはなんとか」
「そうですか、ならいいんですが」
「とりあえずアリを倒してくれるんだよね?」
自分達が女王アリを探している事を教える。
すると彼が向こうから進んだ先にいるかも知れないと教えてくれる。
ついでにアリの討伐が片付いたら何かあった時は協力してくれるとのこと。
「僕達は手先が器用なんだ、珍しい宝石とかを見つけたら加工してあげるよ」
「それはありがとう、それじゃあたし達は先に進むね」
「気をつけてねー」
そのままアリの巣をさらに奥へと進んでいく。
強いアリが多くなってきたという事は女王アリが近いのか。
そのまま先へと進んでいく。
「デカっ!?これが女王アリなのか…」
「気づかれた、来るぞ!」
「やりますよ!油断しないでください!」
そのまま女王アリとの戦いに突入する。
花山がいるという事もあり、大きな苦戦はしないまま戦いは進む。
そして花山の刀が女王アリの腹をかっさばいた。
女王アリはその場に倒れ絶命した。
「なンとかなったかな、流石は花山」
「まあこの程度の相手なら負ける道理はないな」
「そうだ、外に出たら服を新しいものに着替えるよ」
「なぜですか?何か問題でも?」
花春が外に出たら服を着替えるという。
そして着替えたら古い服は完全に焼き払うとのこと。
その理由はアリの卵が付着している可能性があるかららしい。
もし卵がくっついていたらこの先大変な事になる可能性がある。
なので着替えて古い服は完全に焼き払うという事らしい。
他の冒険者は女王アリとは戦っていないので、恐らくは平気だと思われる。
とりあえず巣穴から外に出て集落にある支部に報告に向かう。
報告を終えたら服を着替え、古い服は完全に焼き払った。
「とりあえずアリの討伐は終わったかな」
「ああ、では今後はどうする?サバンナから別の国に行くか?」
「もう少しサバンナに滞在したいかな、明日にでも次の国に行こうか」
「分かりましたわ、では本日は一旦自由にしますわよ」
そのまま今日は自由行動になる。
するとサバンナに密猟者が来ているようだという話を聞く。
その密猟者をとっちめるために少し様子を見に行く事に。
「密猟者かぁ、そういう人っているものだね」
「そうですわね、世の中には不届き者がいるものなのですわよ」
「そういう事をする貴族なんて野生動物の餌になればいいんですよ」
ペリスも言葉は少し過激だが、貴族としての怒りなのも確かか。
とりあえず密猟者を探してみる事にした。
「あ、あの人かな、いかにも怪しい貴族だね」
「少し様子を見ますわよ」
「はい、現場を押さえて捕まえましょう」
その怪しい貴族はやはり密猟者だった様子。
証拠を押さえてその場で貴族を確保する。
その貴族は密猟した動物の毛皮などを売り捌いていたという。
「とりあえずとっ捕まえたけど、一人捕まえたぐらいじゃいなくならないのかもね」
「砂漠の国の軍隊などが派遣はされているのですけれどね」
「そんな簡単な話でもないんでしょうね」
クランの方でも密猟をする貴族については定期的に報告はしているという。
それでもそれがいなくなる事はないのが悩みのタネらしい。
一仕事を終えたという事もあり、肉でもいただく事にした。
「うン、美味しいね、サバンナの動物の肉もまた結構美味しいかも」
「花春さん、よく食べますわね」
「美味しいものはたくさン食べられるからね」
「でもこういう肉は新鮮です、家にいた時はあまり食べる事もなかったですし」
「ペリスとフリージアの家は貴族の家だもンね」
とはいえペリスもそれを美味しそうに食べている。
サバンナの野生動物の肉、主に鹿や熊の肉が多いという事らしい。
サバンナは広大なので、鹿や熊がいるのも意外な感じはするが。
「でも野生動物を狩るのもまたハンターの仕事なんですね」
「人はこういう場所で生きていくとなると、害獣駆除も必要になるからね」
「人と獣は共存していくのは難しいのですわよ」
「実際猟師の仕事は害獣駆除がメインっていうぐらいだしね」
ハンターが暮らしているとはいえ動物との共存は難しい。
人が城壁に囲まれた国を作るのもそんな動物の危険を理解しているからなのだろう。
ハンターもサバンナで暮らしていると獣を狩り、それをいただくという事になるのだから。
「ここはハンターが狩った獣の毛皮なんかを加工してるンだね」
「砂漠の国の間接統治下ではあるので、輸出するものとしてハンターと協力していますのよ」
「あくまでも国からの仕事を請け負ってる感じなンだね」
フリージア曰く国の産業としてサバンナの獣を狩ったハンターから買い取っているという。
ハンターはもちろん加工する人にも給料が支払われている。
なので輸出産業としての獣の狩りは許可しているらしい。
密猟は当然罪だが、許可を得て狩りをするのは許されているという。
「あくまでも合法的な狩りは許されてるって事なンだね、サバンナは」
「砂漠の国の領土ではありますからね、毛皮なんかは高級な衣服として輸出してるんです」
「砂漠で毛皮のコートは流石に暑さで死にそうだよね」
「ハンター達が作る毛皮のコートや牙のお守りなんかは人気らしいですわね」
「なるほど、砂漠の国では不要なものだからなンだね」
とはいえ砂漠は夜は物凄く冷える土地である。
砂漠の移動は昼間のうちに行けという事なのだ。
とりあえず日が落ちてきたので、テントに戻り次の目的地を決める。
「次の目的地は砂漠の国でいいかな」
「そうですわね、ここから近いのは砂漠の国ですし」
「私はそれで構いませんよ」
「マスターの決定に従います、砂漠の国に行くなら準備もしっかりとですね」
「うン、それじゃ次の目的地は砂漠の国に決まりだね」
次の目的地は砂漠の国に決まる。
砂漠の国に行くには砂漠を越える必要があるため、準備はしっかりとする必要がある。
特に水や体を冷やせる道具などを砂漠の入口にある村で購入するといいとのこと。
まずは国境を越え、入口にある村で砂漠に入る準備をする事にした。




