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島国への渡航

海沿いの国の首都の鍛冶屋で錆びた剣のサビを落としてもらった花春達。

サビを落としたその剣は、見た感じからして立派な剣に感じられた。

しかし何か特別な感じも特にしないので、一応持っておく事にはする。

そのまま首都の港から南にある島国へと渡る事に。


「うぷっ、きぼちわる…」


「花春さん、盛大に船酔いしてますね」


「島国までは船で5時間程度、拷問のような時間が続きそうですね」


案の定花春は盛大に船酔いしていた。


船内にいるとなおさら酷くなるので、外の空気が吸える甲板でぐったりしていた。


「さて、どうしたものか、花春は今は使い物にならんからな」


「海の魔物なんかも襲ってくる中での航行ですからね」


船での移動は基本的には船上での戦いも含まれる。

とはいえそんな頻繁には襲ってこないので、ある程度のリラックスは出来る。


尤も襲ってきたら船乗り達が退治してくれるので、冒険者の出番は基本的にはない。


「そういえば船の中には遊戯場なんかもあるんでしたっけ」


「ああ、船での移動中は暇になる奴も多いからな、簡単な娯楽はあったりするものだ」


「なら少し暇を潰しに行きますか」


そんなわけでペリスや花山は遊戯場に向かう。

フリージアは花春に付き添ってくれる事になったので別行動だ。


「娯楽と言っても簡単なカードゲームとかなんですね」


「そうだな、東方の国の娯楽なんかもあるようだ」


「ん?これなんでしょうか、石取りゲーム?」


「おや、お嬢ちゃん、石取りゲームに興味があるのかい?」


「えっと、何かもらえるんですか?」


「勝ったら賭け金の二倍と簡単なアイテムをあげるよ」


「ならやってみます、ルールを教えてください」


石取りゲームという不思議なゲーム。

ペリスが挑戦する事になり、ルールを聞く事に。


ルールはシンプルで胴元と交互に石を取っていき、最後の石を取った方が負けというもの。

最初に用意される石の数は胴元が決める。


そして石は一度に最高で三つまで取る事が出来る。

一度に取れる石の数は一つから三つまでの中から取る人が選択する形式だ。


それを選択していき、最後の石を取った方が負けになるシンプルなルール。

なおこのゲームには計算力が求められるので、実は必勝法が存在するとか。


「最初の石の数は37個、先行後攻はお嬢ちゃんが決めていいよ」


「えっと…なら先行で」


「了解、さて何個取るかな」


そんなわけでゲームが開始される。

初見ではやはり簡単にはいかないのか、ペリスが負ける。


しかしそこから必勝法を見つけたのか、リベンジマッチを要求するペリス。

そこから怒涛の快進撃が始まる。


「私の勝ちです、ルールを理解してしまえば負ける気がしませんね」


「いやいやお嬢ちゃん、見事だね、こっちの完敗だよ」


「このゲームは簡単な計算が出来れば負けません、つまり計算が弱い人はカモになります」


「ははっ、言うね、でもそれは言いふらさないでくれよ?」


「分かってます、とりあえず賭け金の二倍を10勝分いただきますね」


「あとこいつも持ってきな、散々勝ったんだから特別だぜ」


胴元が何かをくれた様子。

それはどうやら船乗りに伝わるお守りのようだ。


それに加えてお守りを作るのに必要なレシピももらった。

クリエイトスキルの細工で作れるもののようだが。


「たくさん勝ちましたよ」


「ペリスは凄いな、意外とゲームの才能があるのか」


「いえ、あの石取りゲームには必勝法が存在するだけなので」


「そういう事ですか、ペリスさんはそれを見つけたという事なんですね」


そんな船の中には遊戯場の他にも簡単な食堂などもある。

船旅は基本的に長い時間船の中にいる事になるからこそなのか。


とりあえず各自時間を潰しつつ到着を待つ事になった。


「そろそろ到着しそうだな、島国が見えてきたぞ」


「マスターは大丈夫でしょうか」


そうしているうちに島国の港へと入港する。

島国の港は首都に直接入港する感じらしい。


なのでいきなり首都に到着する事になる。


「着いたー!空気が超美味しい!」


「船から降りたらすっかり元気だな」


「花春さん、どれだけ船に弱いんですの」


「船酔いが酷い以上、別の移動手段が欲しくなりますが」


「まあそれについても調べる必要は出てくるでしょうね」


とりあえず島国の首都を散策する事に。

島国という事もあり、首都以外の地域はそこまで発展していないという。


とはいえ島国にはこの国でしか栽培されていない果物が多くあるとのこと。


「この国は果物がたくさン売ってるね」


「この国は温暖な気候なので、果物の栽培に適しているんですのよね」


「だからなのかこの国は果物の価格が凄く安いんだそうですよ」


「へぇ、果物が安いのか、この国は」


果物が豊富に栽培されているから、国内では安価で売れるという。

それだけ美味しい果物がこの国には多いという事なのか。


そう聞いたら、食べたくなってきた花春。

冒険者クランに行く前に市場で一つ買って食べてみる事に。


「ん、ウマー!なにこれ、めっちゃ美味しい!」


「この甘さ、瑞々しさ、どれを取っても一級品だな」


「はい、凄く美味しいです」


そんなわけで冒険者クランに向かう事に。

冒険者クランに入って、依頼を見てみる事にした。


「ン?なンだろうこれ」


「地底湖の調査?国策クエストで地底湖の調査とはどういう事なんですかね」


「とりあえず受けてみるか」


その国策クエストを受けて、依頼についての詳細を聞く事に。

どうやら最近この国で地震が頻発しているという。


元々この国では地震は起きないという事らしく、最近は突然揺れるようになったという。

とりあえず依頼を受け、花春とサミヨとフリージアで地底湖へと向かう事になった。


「そういえばこの国って地底湖もあるンだね」


「そうらしいですね、地底湖はこの先の山から行くらしいです」


「地底湖は地下という事もあって涼しいですわよ、湖があるからなおさらにですわね」


そのまま山の麓から地底湖へ続く道へと入っていく。

中は暗く、明かりの魔法を使って先に進んでいく。


そのまま進んでいくと地底湖へと到着する。


「ここがその地底湖か」


「揺れていますわ!何かいますわよ!」


突然大きく揺れ始める。

すると地底湖から何かが出てきた。


それはどうやら巨大なナマズの魔物のようだ。


「大ナマズだ、こいつが震源なのかな」


「ちょっと、助けてくれないッスか」


「喋りましたわ、魔物なのに人の言葉が分かるんですの?」


「それよりちょっと助けてくれないッスか」


「それは構いませんが、何をすれば?」


「背中が痛いんッス、見てくれないッスか」


「なら私が見てみます、失礼しますね」


サミヨがナマズの背中に飛び乗って様子を確認する。

どうやら背中に少し大きめのトゲが刺さっていた様子。


サミヨがそれを豪快に引っこ抜いてみる。


「どうですか?痛みは引いたと思いますけど」


「おー、痛くないッス、サンキュッス」


「これが刺さってましたよ」


「そんなものが刺さってたんッスね、これでまたゆっくり寝られそうッス」


「ならよかった、それじゃあたし達は帰るね」


「あ、ちょっと待つッス、これお礼ッス」


「なんですの?この宝石のようなものは」


「秘石って呼ばれるものッス、魔物の得意とする技を使えるアイテムッスよ」


ナマズがくれたのは秘石と呼ばれる貴重な石。

それを装備すると対象の魔物の得意とする技を使えるという。


なお燃費はかなり悪いらしく、乱用は出来ないようだが。

世界には他にも様々な秘石があるとのこと。


ナマズにお礼を言ってそのままクランに戻りクエストの報告を済ませる。

なお今回の国策クエストで、花山とフリージア以外はランクアップ試験に挑戦出来るようになった。


「ランクアップ試験に挑戦出来るようになったみたい」


「なら明日四人は試験に挑戦してみますか」


「はい、ぜひともやりましょう」


「ならまずは今日はテントで休むか、明日は四人のランクアップ試験だ」


「よっし、気合い入れようっと」


明日はまずランクアップ試験を受ける事になった。

試験が終わったらこの国を見て回る事になる。


果物が美味しい南の島国、花春はわくわくしている様子。


温暖な気候の南の島はフルーツパラダイスのようだ。

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