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再びお試し期間1

前回は侯爵家スタートだったけど、今回は伯爵家スタートらしい。ただ今回はイレギュラーに1週間だけ。その後は侯爵家で3週間過ごして次から交互にまた2週間ずつになるらしい。

そして前回の話し合いの際に私が特に気に入ってる講師の方のお話をしたために、それぞれの家で学ぶ事を分担する事に決まった。

伯爵家ではダンスと座学、侯爵家ではマナーと魔法を主に学ぶ事になってる。

本当はダンスはセイに相手をして貰う方が優しいし上手いんだけど、逆にセイ自身はもうレッスンが必要ないので、自分もレッスンが必要なテウに相手をしてもらう事になった。

座学は読み書きや歴史、地理辺り、マナーレッスンに社交術も含まれる感じで魔法は特殊な訓練場を持つ侯爵家で行うそうだ。


3日ほどの自宅での滞在は久々にリラックスしてのんびりゆったり過ごせてリフレッシュ出来たんだけど、そのせいで再びあの勉強三昧に戻るのが少し憂鬱にならないでもない。

そんなこちらの気分を知ってか知らずかお迎えに来てくれたテウはなんとマリーとミリーも馬車に一緒に乗せて高級ブティックへお洋服選びに連れ出してくれた。そこで3人姉妹であれこれ言いながら、お店の人のお勧めも聞いて色々試着していく。一人だけ着せ替え人形させられるのと違って姉妹でお互いに勧め合いながらお洋服を選ぶのは本当に楽しくてすっかりテンションが上がってしまった。

「みんなよく似合ってるし、我が家にお越し頂く際に着るのにも丁度良さそうだな」

テウに笑顔で褒められてマリーとミリーも満足そうだ。

「テウがこんな気を回してくれるとは思わなかったけど、ベルの提案?」

「まあな。でもフィーも最初に顔見た時よりずっといい顔になったぞ」

「ああ、まあね。家でのんびりし過ぎちゃったから、勉強三昧の日々を思うとちょっとね」

苦笑して見せたらぽんと頭に手を置いていつになく優しい顔を向けてきてちょっとドキリとした。

「最初ほど詰め込みでやらなくても大丈夫だろ。前回は期間が短すぎたからな」

「そうなの?」

「もし、ペースが早過ぎて辛かったら言ってくれ。加減するように先生にも伝えるから」

「そんな権限テウにあるの?」

ちょっとからかうように言うと意外にもにやりと笑って、まかせとけと言う様子に知らず顔に熱があがる。なんか前より男前度上がってない?


結局、3人とも貴族のお屋敷にお邪魔する際に着ても大丈夫そうなくるぶし丈のワンピースを選んだ。

ドレスだとコルセットや着付け、ヘアメイクの問題があるからね。自分たちで着るならこの位が精一杯のちゃんとした格好だ。

まあ本当は二人よりも両親の方こそ両家に行く機会の為の服装を整えるべきなのかもしれないけどね。

私はお店で着替えてその服でそのまま伯爵家へ向かう事になって、着ていた服は二人の購入した服と一緒に包装して貰って持って帰ってもらう事にする。

もちろん、馬車でマリーとミリーを再度自宅まで送り届けて貰い、その後伯爵家へと向かった。



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