条件
「....呪いは解くけれど、今後も人狼族の村へ訪れるべからず...ね」
と貰った契約書をバルドに見せる。
彼はもちろん、ふたつ返事だった。
そして彼も含め人狼族の村へ向かった。
そして彼を見た人狼族は驚いた顔をした。
「お!おぬし....は!」
その瞬間ダダダダダとすごい足おとが響いてくる。
「バルドさま!!!!!」
それはまあ勢いよく彼に飛びついた。
彼は素早く翻した。
「まあ!やっと諦めてきてくれましたのね!お待ちしておりましたのよ!」
「ラドリー...」
あぁ...という顔をする人狼族の長。
「あら父様!どうしたの?皆さんお揃いで。...あ!もしかしてバルド様が私に求婚の申し出ですの?やだもう!勿論承諾いたしますわ!」
その瞬間この空間は沈黙になった。
私だけ話についていけていない。
人狼族に嫌われているはずのバルド様がどうしてこんなに熱烈な歓迎を...?
そう思っていたら従者の人がコソッと教えくれた。
「ラドリー様はバルド様に恋情を抱いておられるのです。」
内容はこうだった。ラドリー様はバルド様に恋情を抱くもあえなく撃沈。
ラドリー様はバルド様に色仕掛けをするも撃沈。
最終手段がラドリー様がバルド様を呪い、発情させて既成事実を作ることだった。
しかし、呪いをかけることは成功したけれど、バルド様の忍耐力でこれまた失敗に終わり、挙句バルド様はこっそり誰にも気づかれることなく逃げるように村から出ていってしまった。それからバルド様はラドリー様を避け続けていたのだと言う。
...それを聞いて私は言葉が出てこない...。
過激すぎてついていけていない。




