表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/90

67:見慣れたあの子の新たな一面

 リース、フレア、メイ、キャロるん、女性陣4名の新たなギャルとしての装いが出揃った!


 …待ってなんでキャロルまで着替えてるの?3人だけ服を買ってもらってずるい…?いや君もうギャル衣装だからいらないじゃん。新作がめっちゃ可愛くてアガった??えぇ…?……仕方ないなぁ。


「アルク様、いかがでしょうか?」


 リースは俺達の中で唯一大人の女性、けれどまだ20歳だし、前世で女子高生でも全く違和感がない見た目をしている。そのため超ミニスカに加え、シャツも脇腹辺りで縛ってヘソを出しながら胸元を強調、長い黒髪も背後からくびれを見せるために一本に縛り、肩口から前に垂らすスタイル強調超攻め攻めギャルだ。


「うん、すごくかっこいい色気が出せてるよ。露出が多くても、それに女の子が憧れる女性になってると思う」

「アルク様自身はどう思われますか?」

「俺?すごい好き」

「でしたら問題ありません」

「問題の有無じゃないんだけどなぁ…」

「ねー?リーちょんめっちゃエロかっこいいもん!スタイルもいいし、アルるんが着せ替えさせたくなるのもすっごいわかる!」

「かっこいい大人の女性です!」

「露出を多くして女性から見てもいやらしく感じないってすごいわね」


 フレアは公爵令嬢という立場もあるため露出は抑えめに、けれど鍛えられた美術品のような体と美脚を活かさない手はないのではないかというギャル組との議論により薄手のぴったりとしたトップスで体のラインを出し、スカートもタイトめミニにレギンスパンツを併用することで露出をせずに流麗なスタイルを魅せることに成功している。


「私の服は少し動きにくいわね…」

「貴様も服を機能性で選ぶクチかぁ…!!」

「なんでそんな怒ってるのよ…。普通にデザインも気にするわ、気に入らなかったら素直に着ないもの」

「それならよし、せっかく引き締まった体してるんだしそれを活かさない手はないでしょ」

「アルク、流石にその発言はセクハラよ」

「アルるんそれはないー!」

「アルるんファッションが絡むとデリカシーなくなるの?」

「ファッションに対する意見でしょうがぁ…!!」


 女性陣から大バッシングだ。ただただ人の魅力を引き出すための!人と服を調和させる考え方を言っただけじゃないか!!


 メイは年齢相応なしっかり者の女の子、しかし今回はあの馬鹿を解らせるという目的もある。そのためシークのメイに対するイメージを利用し、逆手に取るためしっかり者イメージを崩す甘ギャルで。髪に少しウェーブをかけ、メイクを少し施すことで大人っぽさを演出、肩口の露出したニットにミニスカート、ニーハイソックスで絶対領域を作ることで、清楚でありながら隙のあるガーリースタイルだ。


「で、さっきから幼馴染に見惚れて黙っているシークさんよぉ、メイっちに対してなんか言うことはないのかよ、ああん?」

「そーだそーだ!メイっちに見惚れてないでなにか言えー!」

「着飾った女性を褒めるのに、貴族も平民も関係ないわよね?」

「シーク様、早く答えないとアルク様はずっと煽ってきますよ」


 これまで一言も発してないシークくん、最後にメイが出てくるまでは普通だったからメイの新たな一面に完璧に見惚れている。


「あぁ…、まぁ、似合うわけがないって言ったのは謝る」

「ちげぇよなぁ!?そうじゃねえよなぁ!?」

「私たちが求めてるのは謝罪じゃないぞー!」

「シーク、馬鹿正直の唯一の利点である正直を捨てるのは見苦しいわよ?」

「シーク様、早く答えないからアルク様の煽りは激しくなりましたよ」


 馬鹿正直の癖にこの場に及んでひねくれたシークくんに我等一同、非難轟轟である。年頃の女の子に失礼な事を言った罪は例え思春期男子であろうと許されない。法が許そうと俺が許さない。


「えっと…シーク、どうかな?」

「だああああ!もうわかったよ!似合ってる!可愛いと思うよ!」

「よっしゃ!見たかシーク!メイっちだって可愛い女の子なんだ!」

「やったねメイっち!シーくん見返したね!」

「まあシークに出せる最上級の褒め言葉でしょうから合格としてあげましょう」

「よかったですね、メイ様」

「は、はい…」


 照れるシーク、照れるメイ、煽る俺、盛り上がる女性陣、ブチアガるギャル店員達。やんややんやのお祭り騒ぎ、女性陣のギャルデビューは成功が約束されたと言えるだろう!


「じゃあ3人ともギャルデビューってことでキャロるんの口調を参考にしてね」

「「「えっ!?」」」

「わー!めっちゃたのしそー!」


 流石に口調を変えるのはと苦情を上げる3人に、誰が金を払ってると思っているんだ!と亭主関白モードでその陳述は却下し店員に代金を支払う。というかその恰好して君らが普段通りの口調にしたら服とチグハグすぎるでしょ、特にリース。


「特にリースは様付けで呼ぶのも禁止だからね、フレアみたいな呼び捨ては全然いいけどギャルの恰好して様付けは意味わからないから」

「わ、わかったよー!アルるん!」

「あ、真似までしなくても自分らしくキャロるんぐらい崩す程度でいいから」

「…わ、わかった、アルるん」


 お、リースにしては珍しくちょっと怒った?でも俺は参考にしろと言っただけで真似しろとは言ってないから主人の意向を正しく汲み取れなかったリースが悪いんだよ?


「じゃあ気を取り直して遊びに行きますか!」

「おー!」

「「「お、おー!」」」

「3人共大変だな…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ