64:フレアの友人
気が付いたら20万字いってました、友人に誘われ、小説を書き始めて、とりあえず俺が読みたいなろう系こんなだよなーってのを気ままに書いてたらこれだけ行きました。読んでくれてる人がちらほらいる?っぽい印象も感じるので評価やリアクション、コメントなどで印象を確信に変えていただけると励みになります。
「キャロル、ちょっといいかしら?」
「あー、フレっちじゃーん、どしたん?」
シーク達のパーティの4人目の候補、その第一印象は明るい橙色の髪をした、ギャルだった。いやマジでギャルじゃん、制服改造してるし、ネイルキマってるし、私物デコってるし。
「冒険者講習のパーティを考えててね、キャロルはもう決まってたりする?」
「えー、もうそこまで考えてるのおもしろー!まだ決まってないよー!」
「ならよかった、私達と組んでくれない?こっちの2人が平民の子で、1人は礼儀に疎いけどキャロルなら気にしないでしょ?」
「ふーん?…うん!見た感じ悪い子じゃなさそうだしおけおけ!」
「そ、ありがと」
キャロルは少しの間、シークとメイのを真剣に見つめたと思ったら快諾してくれた、急に近くにきた異性の顔にシークは少し慄いている。
「とりあえず皆にも紹介するわね、この子はキャロル、軍閥に属するミント家のご令嬢よ。キャロル、こっちがシークで、この子がメイ、んでそっちのアルクはパーティーには加わらないわ」
「よろよろー、あたしはこんなだからみんなも気楽にねー」
「おう!よろしくな、キャロル!」
「キャロル様、よろしくお願いします」
「あははー、メイっち固いってー。あたしに様とかいらないよー、キャロルとかキャロっちとかでいいって。なんならメイっちの好きな呼び方でもいいよー」
「キャ、キャロっちですか…?」
「まだ堅いー、敬語もいらないー」
「えぇ…?じゃあよろしく…キャロっち?」
「そそ!そのぐらいでいいってー」
おお、流石ギャルだ、あのメイの態度がさっそく崩されている。これがギャルの押せ押せ攻勢か、キャロルの雰囲気が親しみやすいからできるのもあるんだろうが。
「でさー、君、昨日フレアと決闘してた子だよね?」
「ん?そうだよ、よろしくね、キャロるん」
「あはっ!わかってるねーアルるん!これはフレっちが気に入るわけだー」
「何を言っているのよキャロル…」
「あっつ!熱いってフレっちー!フレっちは気に入った相手じゃなかったら決闘なんかするわけないじゃーん!」
「あぁ、そういうことね」
「もー、酷いよー!それに今のは校則違反だぞー!」
こいつキャロルの首筋焼いたな?というかフレアが俺を気に入ってるなんて決闘後の噂のせいでみんなそう思ってるだろ。
「あー、キャロるん、首筋やられたな?被害者仲間として冷やしてやろう」
「あ~、ひんやりしてきもちいー。アルるん助かる~」
「便利さにかけては師匠にも認められてるアルるんだからね」
「師匠に認められてるのそこなのかよ…」
「全適正は確かに便利そう…」
全適正初級魔法が使えるというのは本当に生活面での恩恵は大きい。魔法で対応できることが多いのだからそれはそれは便利なのだ。
「そういえばフレっちとアルるんの適正は知ってるけど2人の適性はなんなのー?」
「俺は風で中級までだな!」
「私は水で中級までだよ」
シークは風、メイは水、フレアは火と土。偶然知り合い、偶然仲良くなった3人だけれど、パーティーを組む際には意外とバランスがいい組み合わせになっていたりした。
「キャロるんの適性はなんなの?」
「私はねー、闇ー!」
「闇適性持ち俺以外で初めて見た」
「あははー、あんまりいないからねー。それに私だって私以外の闇適正はアルるんが初めてだよー」
闇魔法、俺が使うものは暗幕を張ったり、弱い毒を発生させたり、解毒したりと使う機会は少ないけれど、それでもあると便利な属性。そして魔法使いの中でも適正を持つものが他5属性と比べ極端に少ない属性。基本4属性持ちが多く、光持ちは少なく、闇はそれに輪をかけて少ない。
「闇かー、どこまで使えるんだ?」
「あんまり言いたくないんだけどなー、言わないとだめ?」
「ん?パーティー組むんだしどこまで出来るか知っておかないとだろ?なあ?アルク?」
「まあそうだね、命を預ける仲間なんだからどこまで出来るかの性格な把握は大切だよ」
「それもそうかー…、あんまり怖がらないでほしいんだけどー…、上級…」
「上級かよ、すげえな」
「うわー、流石フレア様のお友達だね」
光と闇、この2属性は基本4属性とは階級が上がることで起こる魔法の変化が少し異なる。基本4属性ならばより強く、より広く。しかし光と闇は効果範囲が広がることはない、その分だけより効果が協力なものになる。光の中級魔法、範囲内の味方を癒すエリアヒールならば上級ではサンクチュアリとなり、同範囲のまま回復力が高まり、敵からの遠距離攻撃を防ぐようになる。
そして闇の中級では死ぬほどではないが重い症状を引き起こす毒を発生させたり、五感の一部を奪うことができ、上級ともなれば致死性の毒や五感全ての喪失を引き起こすことができる。結果として気づかない内に攻撃されるのではないかと中級以上の闇魔法使いは怖がられることも多い。実際には毒の時は匂いがしたりするし、五感喪失は術者が近くにいないとだめだしと制約が多いのでそんなことは難しいそうだが。
「2人は闇の上級って聞いて怖くないの…?」
「え、闇の上級ってそんな怖いことできんのか?」
「シーク…、えっとね、昨日シークと話してたんだけど、結局魔法って使い方、使う人次第なんだなって。アルク様なんて初級しか使えないのにフレア様に勝っちゃったでしょ?それにさっき話を聞いたらフレア様の魔力障壁を無視して殺しかねない魔法だったって言うし」
俺の説明を聞いた時2人ともドン引きしてたもんね。治療魔法でも解毒魔法でも治せない致死性の疾患を引き起こす魔法、うん、こういうと怖いね。まあ受けた本人が気にしてないし、魔法使いの決闘はそんなものかと2人も納得してたけど。
「だからなんというか、私達の町に住むベンおじさんみたいな人が闇魔法使えたら怖いなって思うかもだけど…、キャロっちは別に怖いことに使わなそうだし」
「あのおっさんデカくてスキンヘッドでグラサンしてるからこえーんだよな…、大人たちはいい人だっていうけど…」
「あはっ!闇の上級魔法よりもベンおじさんのほうが怖いんだー!」
「だってベンおじさん声も体もすっごい大きいんだよ!?」
「いたずらして捕まったやつを怒鳴る声が町中に響くんだぜ!?男子の間じゃ度胸試し相手にベンおじさんを選んだら勇者だぞ!」
「そっかそっか…、うんやっぱりフレアが連れてきた子達だねー。安心してパーティー組めそうだよー」
「でしょ?それにキャロルの前に変な子は連れてこないわよ」
この様子ならシーク達のパーティーは大丈夫だろう。何よりフレアの紹介だけあってキャロルがとてもフレンドリーだ、これが礼儀に厳しかったり、貴族であることを鼻にかけるような相手ではシーク達と馴染むことができない。
「ああ、そうだメイ」
「はい?なんですかアルク様?」
「メイも今後は俺のことはアルるんで、口調もキャロるんにするのと同じようにね」
「えっ!?」
「いいわねそれ、じゃあ私のこともフレっちで」
「ええっ!?」
せっかくの機会だ、メイの堅さを矯正していこう。




