チャプター19「絶望」
月上が生み出したモンスターと対峙する裕也と福原、しかし2人の攻撃はモンスターには殆ど効いていなかった…果たして2人はこの強敵に勝つことは出来るのであろうか…
「はぁっ!!!」
囮になるため、裕也はモンスターに接近、剣を振り下ろし攻撃を仕掛けるが、モンスターの腕によって防がれてしまう。
「っ!!」
すかさず裕也が腕を踏み台に後ろへと下がり回避、着地と共にもう一度、大きく踏み込み一歩で間近へと接近、2撃3撃と攻撃がぶつかり合い、互いに後ろへと弾かれる。
その瞬間突き、裕也の後方から福原が接近し攻撃をするが防がれる。福原の攻撃の終わりに合わせて裕也が蹴りを決め後方へと押し戻し、裕也は更に攻め込む為、左右へと壁を踏み台に飛び移り接近、モンスターの上空から剣を振り下ろし攻撃をする。
しかしその攻撃も腕に防がれ、押し合いとなる。
「ぐっ…」
(まともに攻撃が入らない…)
足場がない裕也はを弾き飛ばされる前に避けるため腕を利用して飛び上がりビルの窓の縁を掴む。
(くそ…あのモンスター動きが早くて隙が全然つけねぇ…一体どうすればいいんだ…)
先程の動きを思い出しどう攻めればいいか考えようとするがそこに一声が届く。
「何をやってるの!!避けなさい!!速く!!」
「っ!?」
福原の声で我に戻った裕也は下からこちらに向けてレーザーを打ち出そうとしているモンスターの姿が視界に入る。
(しまっ!!)
咄嗟に壁を蹴り、間一髪の所でレーザーを避けるが爆風に巻き込まれ吹き飛ばされる。
「ぐっ!?」
吹き飛ばされた裕也は建物に衝突し地面に倒れ込む。
地面に倒れた裕也が最後に見たのはモンスターと1人戦う少女の姿だった…
(まずい…いし…き…が…)
そうして裕也は意識を失う。
ーー???ーー
真っ暗な闇の中、裕也は目を覚ます。
(なんだここ…)
周りを確認するため体を動かそうとするが体はピクリとも動けない。
(一体…なんなんだ?)
そんな闇の中、後方が明るくなり始める。
そして、
「どうやらまだ、ここに来るのは早いみたいだな」
と謎の声が聞こえた瞬間背中に温かい何かが触れ、共に目が熱くそして、体が軽くなったかの様な感覚を感じる。
「またここに来るときを待っているぞ」
そんな声が聞こえた後、視界がぼやけていく。
ーー河内短野市:メインストリート東地区ーー
「ぐっ…」
地面に膝を着く福原。
(やっぱり私達じゃ勝てないのね…時間稼ぎすらまともに出来ないなんて本当に悔しい…)
そんな事を思っている間にモンスターは福原の目の前に立ち塞がる。
(せめて…彼だけは……)
チラッと大和の方向を見た後、モンスターへと目を向ける。
そこには攻撃の体勢に入るモンスターの姿があった。
タイミングを見て、福原は攻撃を剣で逸し大和の元へと走り出す。
(お願い!!間に合って!!)
しかし、モンスターに回り込まれてしまう。
(くっ!!もう少しだったのに…)
すかさずモンスターは福原に向けて攻撃を仕掛ける。
後方へと下がりながら、2.3撃と逸すが、攻撃の勢いにたまらず剣を弾き飛ばされてしまう。
「しまった!!」
しかし、モンスターは手加減なく、更に攻撃が続く。
「っ!!」
かすりながらも必死に3.4撃と続く攻撃を回避し続ける福原だったが、とうとう攻撃を受けてしまい、建物へと衝突、意識の混濁と共に地面に倒れてしまう。意識が戻ってくる中、モンスターが近づいて来ていることに気が付き、立ち上がろうと手を地面につくが力が入らなく体を起こすことすら出来なかった。
(駄目…もう体が…)
そして目の前にモンスター到達してしまう。
「ご…めん…みん…な……………ごめ…ん…莉…穂……」
ニタニタと笑った後、モンスターは両手の拳を合わせ頭上に上げ、福原へと振り下ろす。
絶対絶滅のピンチに追い込まれる裕也と決定的な攻撃を受けてしまう福原…果たして2人の運命は…
ここまで見ていただきありがとうございます。良ければ次回も見ていってください!




