チャプター13「咆哮」
多田と別れ、何かが聞こえる公園へ向かった裕也は、公園でゴブリンと戦う警官やヤンキー3人組とともにゴブリンを撃破する。その後、裕也は偶然出会った連の母や警官、ヤンキーたちと共にシェルターへと向かう。
ーー河内短野市:シェルター内部ーー
「はぁ、疲れた…」
その後、師になってほしいと、シェルターへと着くまで、ヤンキー3人組に詰められ続け裕也はげっそりとしていた。
「あはは、お疲れ様です」
と連の母から労いの言葉をかけられる。
現在は生存確認のため、受付へと向かい個人情報の記入を行い、奥のホールへと通されたところであった。
「ふぅ…さて、連たちを探すとしますか」
「えぇ、よろしくお願いします」
と2人はホールの中へと入る。
「そういや、その連と一緒に行動してくれている多田さんからは連絡来ているのですか?」
「あぁ、今連絡を取っているので少し待ってくださいね…っと来ました」
と2人は多田から来たメールを確認する。
“無事でよかった。俺たちは今、行方不明者掲載の掲示板横のベンチで座っているがそっちに向かったほうがいいか?”
「“いいや、待っていてくれこっちから向かう”っと、よしそれでは行方不明者掲載掲示板の所へ向かいましょう。」
と2人は歩き始める。
ーー多田サイドーー
「おい、連!お母さん見つかったってよ!」
と多田が落ち込んでいる連へと伝えると連は目を輝かせぱぁと笑顔を見せる。
「本当!?本当に見つかったの!?」
「あぁ、今入口からこっちに向かって来てるってよ」
それを聞いた連はベンチから立ち上がり走り出す。
「おい!こっちに来るって言ってるだろ!連!戻ってこい!」
と呼んたが連は足を止めず入口へと向かう「…ったく、しょうがないな嬉しいだろうし」
そう言って、多田も立ち上がり連を追いかけ始める。
ーー大和サイドーー
「えっと今はここだから…」
「ここから…こうやって、ここをまっすぐ行って右の所みたいですね」
裕也と連母はシェルター内の地図を確認し掲示板への道を探していた。
「なるほど…それでは行きましょうか」
「えぇ」
と2人は地図を確認し歩き始めようとした瞬間と連母へ何が飛び込む。
「ママァ!」
「連!?」
そう言って連がお母さんへと抱きつくため飛び込んで来ていた。
「なんでこんなところに連がいるんだ!?」
「おっ!すまんな、お母さんが向かってるって聞いた瞬間走り出してな。」
「なるほどなぁ、まぁ…確かに僕も連ぐらいの年齢だったらやってたかもな」
そう言って、裕也と多田は抱き合い泣きながら笑顔を浮かべる2人を眺める。
〜数分後〜
「ありがとうございました!」
「お兄ちゃんたちありがとう!またね!」
「おう!」
「またな」
と母へ連を送り届けた2人は連たちと別れ、シェルターの出口へと向かい歩き始める。
「ここのシェルターで、確認できているだけでも死亡者56人だってよ…」
人気がないことを確認し、話しながら出口へと向かう。
「…」
(僕がもっと早く行動していれば…)
大通りで倒れていた人たちを思い出し、拳へ力が入る。
「責任感じるなよ」
「…」
「俺たちは出来ることはしている。その結果助かった人もたくさんいただろ?」
「…そうだな」
と言って自分の頬パチンと叩き気合を入れる。
「よし!それじゃあ一人でも多く助けられるよう急ぐか!」
「あぁ!」
と2人で、話しをしている所に何らや聞こえ始める。
「兄貴ー!!」
「げっ…」
裕也を見つけ笑顔で出迎えるヤンキー3人組。
「なんだこいつら?」
「知らねぇよ、ちょっと前に痛めつけたのと、今回たまたま公園で会って助けただけだ」
「そんな所に憧れたんですぜ!兄貴!」
「兄貴じゃねぇ!」
「はは、おもしろいじゃんいいね!」
「兄貴の友人さんあざっす!」
「何仲良くなってるんだ…」
とさっきの空気も忘れほんわかとしている瞬間
「っ!?」
大きな咆哮がシェルター内部全体へ響く。
「なんだ今の!」
「外だ!外で何かが!」
2人はざわめくシェルター内部の話しを聞き、外へと大急ぎで向かう。
「兄貴!俺た…」
「駄目だ!冗談じゃなく駄目だ!」
そう言って3人を止め2人は外へと出て周りを見渡す。
「おい!あれ!」
多田が指を指す方向へと視線を移すとそこには黒い煙があがっていた。
「あれは…メインストリートか…?」
「っ!嫌な予感がする急ぐぞ!」
「あぁ!そうだな!」
シェルターを襲う大きな咆哮一体何がメインストリートで起こっているのか…
ここまで見ていただきありがとうございます。
良ければ次回も見ていってください!




