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リセットワールド  作者: 桜紅葉
2章 交わる運命編
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チャプター11「捜索」

偶然出会った少年連と2人は、母探しとシェルターへの避難のため、共に行動することになった。

「それで?連がお母さんと離れ離れになったのはどこの辺りなんだ?」

「えっとね…ノーバビルの近く!」

「また断定のしにくいところだなぁ」

と連を背負い走りながら話しを聞く裕也。


※ノーバビルとは河内短野駅から徒歩10分にある、4階まであるでかいモールである。

「それなら、ノーバビル内を探すのが的確か?」

「うんん、ノーバビルから離れようとしていたよ、お母さんが牧田病院の近くにシェルターがあるからって」

「なるほどな、よし!それじゃあまずはノーバビル通りを通って牧田病院付近のシェルターに向かおう」

「うん!」


ーー河内短野市:ノーバビル通りーー

「酷いな」

周りの様子を見ながら多田が話す。

「あぁ、連とりあえず目をつぶっておけよ」

「うん」

連が目をつぶったのを確認して、歩き出す。

「そういやお母さんってどんな人なんだ?」

「ママ?」

「あぁ」

「えっとねぇ、すっごく優しくてご飯も上手!」

「へぇ、そうなんだ」

「ちなみにご飯は何が好きなんだ?」

「えっとねぇ、ママが作ったのなら何でも!」

「はは、そうかそうか、全部好きなのか」

「うん!」

「連はママが好きなんだな」

「うん!大好き!」

笑顔で母の事を話す連を顔だけ振り返り眺めてから再び前へ向き直り話しを続ける。

「そういや、お母さんの着てた服って覚えてる?」

「服?」

「そうそう服、後髪の色とかも教えてくれると嬉しいかな」

「えっとね今日は確か黒の服でズボンが水色だった!後、髪は黒色だよ!」

「なるほどなありがとう」

そうやって母の話しをする裕也と連の横で多田は横たわっている12人たちに近づき反応を見て、裕也へ首を振る。



ーー河内短野市:牧田病院付近ーー

「結局、お母さんはいなかったな」

ノーバビルを抜けた裕也たちは引き続き牧田病院を目指し歩いていた。

「…」

「心配するな、もしかしたら先にシェルターの方にいるかもしれないし」

と多田が連を励ます。

(連の話しを聞くに子供を放って逃げるようには思えないが…) 

「そうだよね!ママ大丈夫だよね!」

「あぁ!」

多田のおかげで元気になった連を見て裕也は安堵する。

「よし、それじゃあちょっと走るぞ!連しっかり掴んでいろよ!」

「はーい!」

連の元気な声を聞いて裕也と多田はシェルターにむけて走り出す。


ーー河内短野市:牧田病院付近ーー

3分後…走っていた2人だったが、以前通った公園の辺で裕也が足を止める。

「裕也どうした?」

「なぁ、何か聞こえないか?」

「え?」

そう言って多田は音を聞こうと耳をたてると公園の方から声が聞こえてくる。

「あぁ、聞こえるな…」

「この先を抜けたら牧田病院、その後の道は樫本さん達と話した通りだからわかるよな」

そう言いながら多田へ連を受け渡す。

「あぁ…ってお前」

「しょうがないだろ、連を連れては行けないだろ、なんのために遠回りしたんだよ」

「…わかったよ」

返事をして連を背負う多田。

「お兄ちゃん大丈夫だよね?」

と心配そうに連が声をかける。

「そんな顔しなくても大丈夫だ、必ず後で追いかけるから先に行って待っててくれよ、そうしてくれないと兄ちゃん困っちまう」

と言って、笑顔で連の頭を撫でる。

「できるな?」

「うん…わかった!」

「絶対に来いよ?待ってるからな」

「あぁ」

返事を聞いた多田は頷きシェルターに向けて走り出す。

そんな2人を見送った裕也は公園へと急いで向かう。

連を送り届けるため多田と二手に分かれた裕也は謎の音が聞こえる公園へ急ぐのであった…

ここまで見ていただきありがとうございます!よければ次回も見ていってください!

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