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リセットワールド  作者: 桜紅葉
2章 交わる運命編
26/72

チャプター1「河内短野市」

ゲート災害の中で絶体絶命の所を大和裕也は謎の青年に救われる。だが、その青年は全てが謎のまま何処かへと消え去ってしまう。大和はそんな青年へともう一度会うため、手がかりを探し始めるのであった。

今日は2012年8月16日

そうあの事件から2ヶ月の月日が過ぎていた。その期間、大阪府ではゲート災害が8回起こっていた。原因解明ができていなく、被害も多く出てしまったこともあり、大阪府に住んでいた住民はどんどん他の県へと移動し人口も減少している。

そんな中、裕也たちはガタンゴトンと鳴り響く電車の中に居た。

「…」

「なぁ裕也、河内短野にいるのかな?」

「どうだろうな、調べた結果おそらくここら近くの市にはいそうなんだが」

隣から名前を呼ぶのは同じ学年で友達の丸尾だった。

「まぁ、しらみつぶしに調べるしかないなこれに関しては」

スマホを見ながら隣で座っているのは同じく友達の多田だった。

「まぁな」

軽く裕也は返事をして話を続ける。

「とりあえず今までの名もなき青年の情報まとめるな?」

「あぁ」

「まずは初めてゲート災害が起こったとき」

「あの時は大体12時〜13時半に出現していたんだよな?」と多田がブログを開き見せながら状況を振り返りながら話をする。

「あぁ僕もそのぐらいにあっている」

裕也も実際に助けられた時を思い出しながら頷く

「その災害でみんなが助けられたことで青年の話が広がったんだったな」

と丸尾が話したのを聞いて裕也が話をする。

「うん、その後は音沙汰が無かったんだけれど2週間後に3箇所別の場所でゲート災害が起こった」

「それからは大体30分〜2時間で青年が来て災害での被害は最初の時と違い抑えられた」

丸尾が多田と裕也の顔を確認しながら話をする。

「あぁ、8回ともそんな感じだ。で、そこから拠点が何処にあるのか探し始めた」

裕也がそう話すと

「その結果河内短野市に近い場所だと早めに出現していることに気づいて、この半月俺たち二人で探していたんだよな」

と多田が合わせて話をする。

「骨折してたからとはいえ他人をこき使いすぎだ」

と丸尾が冗談交じりに肩を叩きながら話す。

「はは、すまなかったな。無事完治したし今日からは一緒に探すから許してくれ」

と裕也は二人へ謝罪をする。

「後今日の電車代と昼食代払ってもらうからな」

「おっ、サンキュー」

「…勝手に決めるなっていいたいがそうも言えねぇのが辛れぇ」

そう肩を落としながら泣く泣く了承する裕也であった。

その後雑談をしながら河内短野市に着くのを待っていた。




ーー河内短野市:駅前ーー

「うーーん、ついたーぁ」

丸尾はそう言って背を伸ばす。

「疲れるほど乗ってないだろうが」

と多田がツッコミをいれる。

「なんかこういうのって意味なくてもやりたくなるじゃん?」

「そんなもんか?」

と裕也は聞きながら二人の元へと歩いて来る。

「そんなもんそんなもん」

と3人で話をしていると…

「あのー君たちー!」

「ん?」

何か大きな声が聞こえ振り返ると遠くから一人の女子高校生?らしき人が近づいて来ていた。

「ん?もしかして逆ナンってやつか!?」

冗談で丸尾がそんなことを言う。

「はぁはぁ、ねぇ!君たちこの子探してるんだけど知らない?」

「無視ですか…」

裕也はあははと乾いた笑みを浮かべながら女子高生の話を聞く

「人探しですか?」

「んん、違う違うこの子なの」

と女子高生から持っていたチラシを渡され、僕達はチラシを覗き込む。

「飼い猫か」

「うん、ベンガルのみーちゃん」

「みーちゃんか」

と裕也は顔をあげ直し女子高生へと向き直る。

「僕たちもある人を探し来ていますのでついでに探しときますよ」

「本当!?ありがとう!」

と女子高生に手を握られ少し動揺する。

その後女子高生は手を離し、話を続ける。

「それでね、もしみーちゃんが見つかったらなんだけど、そこに書いている事務所まで連れて来てくれると嬉しいかな!」

「事務所?」

3人は同時にそんなことをいい、でかく写ったみーちゃんと文章の下に書かれている名前を見る。

「そう!そこに捜索依頼を出してて、もし見つかったらそこに連れてってほしいの」

と僕たちが名前を見たのを確認してから女子高生はそう話す。

「わかりました。見つけたときはそこに連れて行っておきますね」

「ありがとう!それじゃあ私もチラシ配りながら探さないとだからよろしく!じゃあね!」

裕也から返事を貰うとお礼を言って女子高生は去っていく。

「すごく元気な人だったな…」

「あぁ…」

多田と丸尾は動揺しながら女子高生が去っていった方向を眺める。


女子高生と分かれた後、裕也たちは以前ファンタジー現象が起こった明石公園にたどり着く。


「やっぱり全然違うんだな」

丸尾はそう言いながら周りを眺めている。

「そりゃあ、ファンタジー現象が起こってねぇしな」

と多田が丸尾への返答しながら裕也に質問をする。

「そういやなんで今さらこんなところに来たんだ?」

「ん?いやな?ほら、今はファンタジー現象がゲート災害と関係あるんじゃないかって言われてるじゃん?もし本当にそうなら何か残ってるんじゃないかと思ってね」

「そんなのあったとしても残ってないんじゃねぇの?警察もそう考えて調べて押収してるだろうし」

と裕也に話す

「…確かに」

草むらへと入ろうとした足を止め思考する。

「どうする?このまま探してみるか?それとも青年探しに行くか?」

と丸尾がどうするか質問してくる。

「うーん、もしかしたら何か残ってるかもだし念の為少して探してみようかな?」

「よしそれじゃあ探すか」

「おう」

と2人は僕の返事を聞き探し始める。

15分後…

「どうだ?」と3人は集まり直し、話すがやはり何にも手がかりは見つからなかった。

「まぁ、こんなもんか」

「2ヶ月も立ってるんだし何も残ってなくてもしょうがないよな」

「そうだよなぁ…」

となんにも掴めないまま、公園を後にし、青年探しに入る。



ーー河内短野市:繁華街ーー

「それにしても人減ったよなぁ」

丸尾が歩きながらそう話す。

「まぁ、未知の災害が起こってるんだ被害が出ないところへみんな逃げたんだろう」

「一体何が原因なんだろうね」

と丸尾が疑問を浮かべる。

「ニュースとかでは誰が事件を起こしているとか言ってたなぁ」

「もし、それが本当だとしたらファンタジーの世界は本当にありそうだよな」

「ありえないって言いたいが実際にああやって目の前に現れるとそんな訳が無いと言えなくなるよなぁ」

「そうだよなぁ、現実的にはありえないあんなモンスターと会っているわけだし」

と裕也は2ヶ月前の災害を思い出す。

「っと、あぶねぇ過ぎるところだった…わふ」

「なんで急に止まるかね」

通り過ぎそうになったのに気づき咄嗟に振り返ると真後ろにいた多田にぶつかる。

「すふぁねぇ」

「離れてからいえ」

と多田にツッコまれ離れる。

「で、どうした急に」

「これだよこれ」

と裕也は店へと指をさす。

「…またか」

丸尾が呆れながらそう話す。

「裕也、本当に甘い物すきだな」

「あはは、全然河内短野に来れなかったからずっと食べれてなかったから気になってたんだ」

「そっか親から禁止されてたもんな病院行く以外には」

「おう、何故かな…」

あの災害後何度か河内短野に行こうとしたが母に止められ2ヶ月間那由多さんの見舞い以外では禁止されていた。(それも2度めからは親同伴)

「やっぱ金なくて歩いて帰ったのが悪かったのかなぁ」

少女にお金を渡したことを思い出してうなだれる。

ちなみに今日は母に秘密で来ている。

「あはは、まぁ今日は久しぶり来れたんだし思い存分食え食え」

と多田に言われ舞い上がる裕也。

「電車代は残しとけよー」

「うっ、」

と冗談交じりに話をしながら店に入る。

ここまで見ていただきありがとうございました!

といってもただの日常だけだったんだけどね…

これからも良ければ見ていってください!

それでは!

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