2章 プロローグ前編 「ひとときの平穏」
大阪府では、未知の現象ファンタジー現象が起こっていた。そんな大阪府の富田森市に暮らす大和裕也は学校に登校している際に謎の現象へと飲み込まれ、囚われてしまう。その中では現実ではありえないようなモンスターが蔓延っていた。その中を生き残れたのであった。
僕たちがあの謎の現象に巻き込まれたあの日から3日が経っている。あれから大阪府ではいろいろな事が起こっていた。
謎の現象は連絡が合った通り、富田森市第5学校の他に2つの場所で起こっていた。
そんな現象は青い鳥やネットのブログなどで世界の概念が崩壊したと大騒ぎになっている。そんな謎の現象はゲート災害と正式に命名され、被害者は約1675名、その中で重傷者が約411名、軽症者が約567名、そして死亡者が約563名だということが報道された。この災害には大阪の民もそして日本全土、世界も驚愕することになる。
そしてファンタジー現象はゲート災害の前兆だったのではないかという声が広まり、大騒ぎになった。災害の次の日には有名な政治家がニュースの中でファンタジー現象が初めて起こった当初怪しいと危ないと喚起したでしょ?と意気揚々と語り、お前も1ヶ月後ぐらいにファンタジー現象が近場で起こった時写真を撮って楽しんでたろと一部炎上していた。
その後2日はいろんな専門家が集まり、どうすればいいのか討論する番組増えているが未だかつてない状況のため討論は平行線を辿っていた。
裕也や災害に巻き込まれた人たちはというと3日の間、事情聴取やカウセリングを受け、メンタルケアを行っていた。
そして4日後裕也と多田は、河内短野市にある、病院の前にいた。
「裕也?ここであっていのか?」
多田は確認のため裕也に声をかける。
「うん、あってるよ。牧田病院ここの3階305号室だって」
「よし、それじゃあその305号室に行くか」
「おう」
そう言って裕也たちは病院内に入る。
「あのーすみません。ここで入院している305号室の那由多人志さんの面会に来たんですけど。」
とカウンターから受付の女性にそう伝える。
「はーい、面会ですね?今から手続きするのでそちらでお待ち下さい」
「わかりました」
そう言って近くの椅子に座る裕也。少し待っていると離れた所で待っている多田の元へ向かう。
「なんて?」
「ちょっと待っててっさ」
「そっかじゃあ座るか」
そう言って近場の待合用の椅子で座って待つ。
「それにしても嘘みたいだよな、あんなことがあったなんて…」
「あぁ…僕も未だに信じられないよ」
「あれからはまだ起こってないんだろ?ゲート災害」
「あぁ、今の所は音沙汰ないみたいだな」
「そっか、平和でいいな…」
「あぁ…」
「…あっ!そういや」
「ん?」
「あれは知っているよな?ゲート災害に現れたヒーロー」
「あぁ、名もなき青年ってやつか」
「そうそう、それそれ」
名もなき青年とは、ネットやインタビューで災害に巻き込まれた人たちがモンスターから助けてもらったと話している人物のこと指す。
「そういや裕也は助けてもらったんだっけ?その青年ってやつに」
「まぁな」
返事を返し、裕也はふとキメラを倒した青年を思い出す。
そんな時受付から名前が呼ばれる。
「大和さん!準備ができましたよ!」
「あっ、はーい」
そうして、この話は途中で終わる。
ーー牧野病院:305号室ーー
305の数字の下にある那由多と書かれた名札を確認し、裕也達は白い扉を開く。そこにはベットに横たわり包帯に身を包まれた那由多の姿があった。
「よっ、おはよ、裕也それに多田も」
「なっ…那由多さん…」
姿を見て名前を呼んで、裕也は涙が流れそうになる
「おいおい!こんなところで泣くやつがいるか!?早く入りな」
それを聞き裕也と多田は部屋に入る。
「それにしてもみんなが無事でよかったよ。裕也は右腕は折れたみたいだけど」
「まぁ、那由多さんを考えるとマシですがね」
「はは、たしかにな」
那由多さんはあのキメラの攻撃で大量出血し、3日間意識不明だったこと、背骨の粉砕骨折、左手足の骨が折れてしまっていた。そして…以前のように歩けるようになるかはわからない、というよりも半分以上の確率で車椅子生活になるかも知れないということを話してくれた。
「すみません僕のせいで…」
「いいや、お前のせいじゃないし誰も悪くない敷いて言うなら神様のせいか?」
と那由多さんはおちゃらける。
「それで?いろいろ聞かせてくれるか?起きたばっかでどうなったのか知らないんだよ。」
「ええ、わかりました。」
多田と共に那由多さんが意識を失った後、そして他生徒がどうなったのか完結に話をする。
「そうか、あれから被害はあまり出なかったのか…よくやってくれた多田、そして裕也」
あの後の数名の生徒も救われ、巻き込まれたのは72人、死亡者は増えず17名、重傷者は6人増え26人(内1人は那由多)、軽症者は24人という結果であった。
「いいえ、僕は何にも…」
「そんなことはないだろお前と那由多さんがあのオークと戦ってくれたから野球部やサッカー部の生徒たち、それだけじゃない他にも助けられている。」
「そうそう多田の言うとおりだ誇っていいんだぞ」
「那由多さん…多田…ありがとう」
二人に感謝すると笑顔で頷きを返してくれる。
その後他愛も無い話をして面会の時間も終わりの時間となっていた。
「じゃあ、先に下で待ってるぞ」
「わかった!」
と多田は部屋を出ていく。
「あっ、そうだこれ…折れてしまったんですけど…」
「おお、持ってきてくれたのかありがとう。」
「すみません大事なものなのに」
「確かに大事だ、だけどな?刀は折れちまったけどその変わりに救われた命があるんだろ?それなら本望だこいつも俺も」
「那由多さん…」
「それよりも、裕也…」
笑顔で話していた那由多の顔は一瞬にして真剣な眼差しになる。
「これからどうするんだ?」
「…はぁ、わかってるみたいですね」
「まぁ、お前のことだから首を突っ込むと思っただけだよ」
「はは、とりあえずあの青年にもう一度あって見ようと思ってます。」
「名もなき青年か」
「はい。あの人にもう一度会えば今の状況をよくできる…そんな気がするんです」
「そうか…わかったなら止めない。だが、気をつけろよ?最悪死ぬことになるかもしれない。」
「えぇ、わかってます。それでは…」
「おう、またな」
そう言って裕也は部屋から出ていく。
(がんばれよ…)
ーーー牧野病院:入り口前ーーー
「んー、それじゃあお見舞いも出来たしここらで分かれるか」
「へ?一緒に帰らないのか?」
「あぁ、ちょっと知り合いに買い物を頼まれててなそれを買ってから帰るわ」
「そういうことならわかった。じゃあな」
そうして多田と別れる。
(時間はまだ少しあるのか)
時計を見て次の電車まで時間があるのを確認する。
(少しここらへんでも歩くか)
そうして裕也は歩み始めるのであった。
ここまで見ていただきありがとうございます!後日プロローグ後半も配信するので良ければみていってください!それでは!




