表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の周りは絶望ばかりだ  作者: キノコ二等兵
日南休直史の周りは絶望ばかりだ
35/202

一応の戦闘終了

もう限界だ。俺はBOWにナイフを刺した後それにぶら下がることも出来ないぐらい疲弊してしまっていた。


「かぁあかぁはぁはぁはぁはぁ・・・」


肺が痛い。呼吸をする度に足にまで振動がきてそれがまた痛みを作っていく。


BOWと共に地面に倒れ込んでしまったが、もう一体はどうなったのか首を動かそうとするが、痛みが走り周りを見る余裕がない。ああぁぁ・・・もう駄目か。まあ結構頑張ったしいいよな。このままで。


耳が遠くなっていく。気絶の時のようなのとは違う。本当に遠くに行ってしまうような感覚に襲われる。


そんな時に何かの影が俺に覆い被さった。BOWだろうか?そりゃ自分の仲間を殺されたんだ。そういう反応は当然だし。報復されてもしょうがない。右腕の影が動く。



———ヒナごめん。俺はやっぱりお前には相応しくない人間だったよ・・・俺がいなくなっても悲しまずに暮らしてくれ———


「そんな泣き言、誰も聞かないよ!キュウ!」


インか・・・!?この声は?どうなのか確認する為に、動かない身体を一生懸命動かそうとしていると、グシャッという音ともに暖かくて赤い水が俺の体や地面に飛び散った。


目は動かせるようなので動かすと、それは血だった。もう一体のBOWに対して何かやったんだろうか?


BOWの身体が遅れてドサッという音を立てつつ倒れて、その後には何も音がしなかった。


・・・終わったんだろうか?そうならと思っているとインが俺の身体をうつ伏せから横向きに動かしてくれた。


「お疲れ様。シラヌイやイサリビも彼等の安全は確保したよ」


そうか・・・ありがとうな。イン・・・。


「感謝されるような事じゃないさ。逆に感謝するのはこっちだよ。スザクだけだったらBOWは倒せなかった。その上君のおかげで僕達が回収したBOWも命に別状はなくて今横になってる所だよ」


あいつ無事だったんだな。・・・話は本題に入るがそれで何で敵が襲って来たんだ?俺はBOWやシラヌイ、イサリビに2人のボスの回収だと思ってたんだが違うみたいだし、何があったんだよ?


「僕達もまだ確認しきれてないから確定ではないけど、行動から見て多分自分達のアジトがバラされたくなかったんじゃないかな?」


「それだとテロリスト風情が何でBOWを所持してるんだよ、イン。自分達が作ったのならそのまま廃棄すれば良いのにわざわざ排除しに来たんだ。何処かの企業が関与してる筈なんだよ・・・つうう!」


いつのまにか入ってきていた医療班(メディック)から治療を受けながらこちらの話に入ってくるスザク。スザクの言う通りでどうして殺す必要があったんだろうか?俺はそういう事には疎いから分からないし、結果的に俺の知っている人は全員助けることが出来たのだからいいか。


「そういう話はまずは後片付けが終わってからにしようよ。今回の件で多分キュウが生きてるってことが知られた訳だし、どうしようかな?」


いくら行方不明扱いだとはいえ、見つかったらマズイのか?


「僕らが嘘をついていたって事だからね。今回の人の揚げ足をとるのが好きな連中だしなぁ。一応全員殺しはしたけど、バレてる前提で行動した方がいいかな。キュウ、歩くのは無理でも移動だったら出来るかい?」


さらっと殲滅したって言ったが、よくもまあお疲れなこって。・・・見てなくてよかった。


心の中でも返事は出来たが、こういうことはやっぱり直接言うか、反応する方がいいと思ったので、顔までは向けれなかったが、ああ。と返事をする。


「ありがと。それじゃあ窓原。キュウを頼めるかい?あとあの子供達もついでにね」


子供達というのはシラヌイ達のことか?ここではない何処かに連れて行くみたいだな。病院に連れて行ける状況じゃないし、多分インに関係があるところに送ってくれるんだろうな。足手まといである俺はさっさとここから離れた方がいいに決まってる。その移動したところでゆっくり休めばいいしな。


そう思い窓原が来るまで休もうと思っていたら、ゆっくりとだが、体が重くなりまぶたを閉じた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ