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96/145

その96

おばちゃんの就任演説と

教会では関係者が揃っての食事会が

終了した。


「一時散会」となる前に、

以前話していた報償金と回復薬を

取り巻き達に支給する。


彼らは12人の敗残国集団と

前村長の母親が行商の際、拾ってきた

孤児達9人で出来ており


孤児達が成人し、身を守る程度には

教育された今、

狭い村に押し込めるよりも

広い世間を知り、成長を促す為に

スール氏と帯同させ、村から送り出す

ことにした。

(買取りした芋に手をだそうとした者

もこの中に含まれる)


スール氏も餞別をしたいとのことで

あの金子から「G○U」の肌着を

買い付けることにした。


各サイズ100枚あり、(大柄な者が

多い為 S、Mは除く)

取り巻き達には1人4着。

そして昨日まで働いてくれた7人の

捕虜達にも今後の顔合わせもあり、

3週間分の賃金と2着を与えることに


取り巻き達は気にしていなかったが

価値を知る捕虜達が騒ぎ立てた

その1人が近付き、


「こ、この肌着はいかほどですか?」


と尋ねてきた。

問い合わせが頻繁に来ても面倒だし、

若干の上乗せを込めて


「2着で銀貨3枚(6000円) 」

と答えた。


一瞬の静寂の後、


「「エエエエェー、!!!」」


もはや人の目を気にすることなく

騒ぎ立てる捕虜達。


その様子を受け、驚く自分の前を

「ううっ、やはりお前は嫌いだ」と

前村長の母親が涙ながらに去っていく


呆然と見送る中、

スール氏が応えてくれた。


「ほう、これは素晴らしい。

耐久性を犠牲にしているが、薄くて

着心地は抜群でしょう。


これ程の品、私と懇意にしている

機織でも降参しますな。

改めて価値を問うならば......

そうですね、

1着を銀貨5枚程で仕入れ、

銀板1枚で卸すことになるかと。


又、お金の続く方ならば、

この着心地を離さず、一生買い求め

ることになりましょう。


どこでどう仕入れたかはヤスオ殿の

才覚。

それに対し、ご母堂も行商で

古着を扱う方、

これでは商売にならず、

負けたと思われたのでしょう。」


スール氏が「私にも下さい 」

と言うので頷いておいたが、

そうか、......

こっちは服も高いのか....


そんな思いを看破したのか、

スール氏が

「ああ、因みに私が着ているコレ、

金貨10枚でも買えませんよ 」

の突っ込みに

「たっ、たかぁぁー 」

とノリで返した。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 毎話事ですが物語のあと異常なほど改行をして空白を作っているようですが何か意味がありますか?この空白のおかげで次の話を読むをクリックしにくいったらもう。なんの意味もないのならやめて欲しい…
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