その94
前述しましたが、
金貨1枚=8万円相当
生活費として
王都等、大きな街では1日に銀貨1枚
(2000円)
村等では銀端1枚
(500円)
を基にして話を進行してます。
冷蔵庫の設置を後に回し、
忙しくなる1日を見越して仮眠を
とる。
......
....
おばちゃんの演説?があった夜、
教会にスール氏が現れた。
王族用の控え室で伺うと、
現村長の育成しか貢献しておらず
村には恩恵らしいことはしていない。
そのまま去るには心苦しく、
ならばと就任式と送別会の費用を
用立てるつもりでいたそう。
それが金貨20枚
無論突き返そうとしたが、
「華をもたせて欲しい 」の一言で
受け取ることに。
「もし余るなら、村に寄与することに
して欲しい 」
とも添えられた。
しかし今からだと、この金貨を大々的に運用するにも時間が足りず、
人手も心許ないので、昼と夜の部に
分けて貰った。
それでも何とかならないのだが....
目覚めたのは
控え室まで聞こえる物音だった。
時間は10時を過ぎていて、
窓からは広間に演台を準備する様が
みえる。
「ハアアーッ 」と伸びをしてから、
顔を叩き、村の一台イベントに
参加する自分に気合いを入れる。
身支度を整え、礼拝堂に向かうと
ガーディアンが車の荷を分別し、
セムジュは諸島の方から調理器具を
出してくれていた。
村の女性部達?に芋を頼み、
(味付けはマヨ )
スール氏が運び入れた花酒
(シェリー酒みたいなもの?)
に合わせ、業務用焼き鳥を焼く。
7箱で350本か、フゥ。
炭火焼き?いやいやフライパンでいきます。
コンロ2つから出る
「ジュゥー、ジュゥー」と小気味な
音と、醤油ベースのタレの匂いが
空きっ腹を刺激する。
1人5本までとガーディアンを
助手に進めていったが、
ふと耳を澄ませば、
焼きながら聞こえてきた演説が
鳴りをひそめていた。
どうやら就任の挨拶が終わったと
思いきや、おばちゃんがすっ飛んできて
「この馬鹿モン。
こんな匂いを撒き散らしたら、
誰も興味を示さんじゃろが。
まったく........
......はよ5本寄越せ。 」
呆気にとられたが、
苦笑いしつつも焼き鳥を渡す。
並んでいた人からブーイングが出るも
「フン、村長特権じゃ 」と
逃げるように演台へと戻って行った。
尚も続けていくとガーディアンの
渡す手が止まる。 そして
「1人5本まで。代わりはない 」と
並んだ相手に諭していた。
見破られた人物が
「此くらいいいじゃないか、
街でも都でも、こんな物は出回って
いない。
村の良いお土産にすると思って、
さあ、渡してくれ 」
そう言うも
ガーディアンは頑として動かない。
後に並んだ者達も騒ぎ始めたが、
コイツ、村人じゃないな。
いい服着てるし。
誰?




