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93/145

その93

深夜

セムジュと2人、大量の荷を

タウンエ○スに積み込んでいく。


おばちゃんの村長就任とスール氏の

送別会を明日に控え、

前日は「G○U」とホームセンター

今日の仕事帰りには「ラ○ムー」で

肉と酒を仕入れてきた。

業務用ストッカーに入れ、少しでも

品質保持に努める。


そして今回、持ち込む最大の利器は

ウチダ機械から物置の搬入の際に

同梱して貰った


ソーラー式冷蔵庫(試作:水必要)だ


ウッチーに問題点を指摘し、それからフィルター&タンク増設の改良を得て3日に一度の給水でよくなった。


尚、10度より下には保冷機能が

いじれなかったが、

サンザの暑さを想えば、

保冷剤が温くなっても、一応の対処が出来ることに。

サンキュー、ウッチー。


...........................


日が変わり

2度の渡りをえて村に着いたが、

真夜中の静けさがなく、騒がしい。


覗けば教会前の広間に人が集っていて

火を焚き、鳴り物をした「前夜祭?」みたいな催しが行われていた。


気配を感じたガーディアンが控え室に

訪れる。

説明によれば今回の催し、

スール氏から村への感謝として、

集めた備蓄を放出した祭りだそうだ。


当人を含め、村長やおばちゃん等も

礼拝堂にいるらしく、

商人が来たら呼んで欲しいと

頼んだようだ。


申し出を受け、中に入れば満員だった

あの村長の母親もいる。

また一悶着あるかと身構えれば、

母親はおばちゃんの後ろに隠れて

しまった。

「???」と思っていると、目の前に

スール氏がやって来た。


「呼び出しに応じて頂き、感謝して

おります。

ヤスオ殿は異国人であられるため

気にしないでしょうが、

この国の人々は相手に負かされると

異状に恐れを抱きます。


ましてや2度目となると、

それはもうかなりでしょうな 」


いや、あれを負けというならまだ1回しか負けてないよね?

とセムジュを見れば、

オレが向こうにいる時に1人で教会に

やって来た。


あまりの罵詈雑言にセムジュも

ムッと来たらしく、襲ってきた際には

少し力がかかったらしい。


ポーションを差し出したが、

「敵の懐柔は承けん」と寝て直そうと

頑張ったそうな。


しかしオレが屋敷に来た際、

母親が重装備だった理由は、

回復が間に合わず、腫れた部分を隠す為

そう言うことらしい。


まあ引いてもらえるのは有難かったが

スール氏からの

「送別会は期待してますよ 」

の圧力には正直堪えた。

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