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89/145

その89

投稿がおそくなり申し訳ないです。

スール氏に書簡を届ける傍ら、

フルーツ飴も手渡す。

「ふふ、これはいいですな。」と

書簡はそっち除けにご満悦だ。


無論、セムジュに読んでもらい、

内容は把握している。

中でも驚いたのは

教庁から問い質しがくる直前、

クリートムの司祭が教会に火を放ち、

逃亡したことだ。


幸い小火で済んだが、為替や寄付等、

お金に関する書類が焼けたか

持ち去られた形跡があったようだ。


此れによりスール氏の奪還依頼は

有耶無耶になり、教会再建の為

前金は返上したそうだ。

やっぱり上に立つ傭兵団は違うね。

(こちらを襲った団長は別として)


本題に戻せば、3~7日の好日に、

石塔までスール氏を出迎えに

みえるとある。


その返事を伺いに来たが、この有り様

ハア、と席を立つと

「ヤスオ氏のよき日で構いませんよ」

と返ってきた。

まあ見なくてもオレが来たことで

察したんだろな。


となると、明日戻って会社に2日、

送別会の翌日に出発とすれば、

「では5日後ということで 」

と言えば、

「分かりました。こちらも総仕上げと

いきます 」

と返ってきた。




送別会に思案を寄せながら屋敷を

出ると、「武装した女性?」が

待ち構えていた。

傍らには先端に棉の付いた、木魚を

叩く棒(2m)を持ち、行く手を阻む


「貴様が村長を貶めた張本人だな。

要らぬ事をしよって、その責任、

身体で払ってもらうおうか 」


呆気に取られるも、「覚悟しろ 」と

突っ込んできた。

セムジュがため息を吐きつつ、

手をかざせば、ガーディアンが女性を

絡め取る。

羽交い締めにされ、尚も抵抗を続ける

女性。吐いた言葉が

「この卑怯者め、

守護者の後ろに隠れてばかりで

それでも男か。

悔しかったら前にでてみろ 」

と宣う。


近付けば唾でも吐き掛けそうだし、

ココからでいいか、


「このような状での挨拶となりますが

貴女が村長の母君でしょうか。


初めまして商人のヤスオと申します

仰る通り、現村長に別の道を諭した

のは私です。

今までを鑑み、これからを想って

道を譲ろうとしたのは

本人の意思によるものです。

よって強制ではありませんよ。

であれば私も微力ながら貢献しよう

と.... 」


「口だけは達者だが、本当はお前が

村長になりたいんだろう。

異国人でも、こんな最果ての

村なら叶うと想ってだろうが

好きにはさせんぞ 」


喧嘩ごしな物言いは、この人の性分

だろう。


こんな村って自分から言ってるのに

母親にはそれでも「村長」という

肩書きは誇らしいのか。


それを閉ざさせた「この男が」て

感じだし、きりをつけないと

後に響くな。


「では村長には誰が相応しいか、

村人に聞いてみます?

現村長かおばちゃんことチェシィー

か。

勿論、私はおばちゃん側ですよ 」


女性は僅かな望みを掛けて頷いた。

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