その85
案の定とは言わないが、
お盆真っ只中、渋滞は迂回路にも
発生した。
たかが数件、それでも配達を終えれば
夜だった。
昼飯&晩御飯の牛丼を平らげ、
貸倉庫に戻る。
恐る恐る荷物のあった場所を
見てみるとなくなっていた。
フゥ、良かった。
手紙で意図が伝わったみたいだ。
セムジュに申し訳ない気持ちと
今日一番の安堵が訪れた。
.......
.....
朝6時
タウンエ○スの前に扉が現れた。
キーを回し、開くと同時に前に出る。
暗闇を進み、セムジュが見えて
クルマを停める。
「おはようございます。
積み荷を係官に披露した結果、
感触は上々というところです 」
山の麓には果樹や草花の実がなり、
それらが防波堤として、里に獣が
降りてこない。
その実は人が食べても美味しいらしく
山に面したサンザであれば
許可があり、採ることが出来る。
だが命懸けとなる為、採れた実は
高値で売買されるという。
又、これらを栽培しようとすれば
獣が平地に降りてきて住み着き、
村を危うくさせると
おばちゃんが言っていた。
「命懸け」
その実の価値が商売になるのか、
この時期の果物を持ってきて
王都に籍を置く係官に試してみた。
「ただ... 」
「んん、何かあったの??? 」
「係官は、その... 畑の肥料にやら
れたようで、快復するために飲んだ
ポカ○を高く評価されました 」
肥料? ああ、○ンコの臭いか!!
石灰を混ぜ込んでも
マスクなしだと確かにキツイな。
まあポカ○の評価も得られたし、
口花火のお見舞いに
係官を伺いにいきますか。




