表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/145

その83

今回も納税係官、

第三者視点です



石塔からは登りが続いたが、

焦ることなく、ゆっくり進むうちに

視界が拡がり、村の入口に着く。


前触れは出していなかったが、

村長と護衛が出迎えてくれた。


こちらに対し、

休息と食事の場を提供すると申して

きたが、どうせ芋ばかりだろう。

そんな懐柔策を断わり、

毅然とした態度をみせた。


村長らを退散させ、辺りを見回すも

相変わらず駅舎はない。


積んできた飼料を与える為、

縄跡のある大木に馬を結び、

御者は水を汲みに行った。

それをただ眺めている訳でなく、

自分達も積み荷を下ろし、椅子や

台の代わりにして、帰りを待つ。


食べるのは町で買った干し肉だ。

塩気が強く、そのままではキツイので鍋にして、味も固さも和らげてから

頂くとしよう。


加護で火をおこし、いつでも始められるよう待機していると、

御者は年寄りの女と一緒に帰ってきた


女は村長を引継ぐらしく、

「エッ、前任より齢がいってる」とは

言えず、ただ頷くばかりだった。

それよりも驚いたのは、


「畑の出来は調べずとも全て良畑

で結構。

その分の時間を隠し畑の調査に

回しては 」


と申してきたことにだ。

余程隠すのに自信が有るのか、疑いの

眼差しを向けると


「山に隠し畑をして作業の中、獣に

襲われては元もない。

働き手が40人にも満たんこの村が

詰んでしまうからな。

それでも調べるなら「どうぞ 」

ということじゃ。 」


成る程、次代の村長は知恵も度胸も

あるということか。

後で付き添いを願うと了承された。


........

......


休息でひと息ついた後、

村の畑に近付けば、忘れていた

あのニオイが。

女に

「そんなに臭うか?

うちに来る商人と同じで繊細じゃの

ま、そのうち慣れるじゃろ 」


下腹部からこみ上げてきたものに

女の言葉は頭に残らず、

盛大な花火?をぶちまけた。

ヤスオ

「花火はある? 」


セムジュ

「こちらにはありませんね。 」


ヤスオ

「じゃ、花火は表現ということで 」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ