その78
2箱の「カロリーメ○ト」、自分を
含めると1人1本、勿論物足りない。
そこで
ガーディアンに村へ先行してもらい、
備蓄の芋をおばちゃんに託し、
茹でてもらう。
腹が減って時間もないし、
味付けにマヨを頼んだ。
彼らに対して、まだ信用が置けず、
直ぐに剥いだ武器や防具を返すのは
只の馬鹿だろう。
再燃して、襲ってくださいと言ってるようなものだ。
武具を数えてから石塔の脇に置き、
各集落の長宛てに「管理を頼む」と
手紙を入れた。
村に着いたら「食糧を提供する」と
聞き及び、何とか動き出してくれた。
スクーターに跨がり、時速7、8km
上り勾配で且つやや小走りだが、
鍛練した傭兵には、余裕のようだ。
バッテリーを換えつつ進むと、
ソーラパネルで充電中の場所に出る。
全体を止め、見ると3割位充電してた
パネルを仕舞う途中で音がする。
先行させたガーディアンが鍋を片手に
降りてきたようだ。
お礼を言いつつ中を覗くと、熱々の芋が入っている。50個はあるかな。
1人6個と触れるが、やはり食べ飽きているのか、いい顔はしていない。
毒見と称し、1つマヨを付けて、
先に頂く。
空きっ腹には充分なんだけど、
「どうかな?」と振り向けば
自分の分を取られまいと、
殺伐とした光景になっていた。
ああ、そんなにがっついて食べると
「み、水が欲しい、水をくれ... 」
てなるわな。
カラになった「ポカ○」のペットボトルを渡し、
川の水をガーディアンにお願いした。
.......
.....
色々あったが、バッテリーを使い切らず、何とか村が見えてきた。
コチラに気付き、おばちゃん&取り巻き達が迎えてくれる。
「守護者がおるから心配せなんだが、
よう無事で帰ってきた。
芋も行き渡ったようじゃし、
まずはメデタシかの。
こやつが後ろの面々に用があると
きかんでの。
色々話をする前に、
先に果たさせてくれんか 」
見れば取り巻きのリーダーだった。
「お疲れのところ、
よくぞ村へ来てくれた。
見ての通り、村はひっ迫している。
その為申し訳ないが、ただ安穏とタダ飯
を与える訳にはゆかないのだ。
そこでキミらに出来ることを
割り振る為、実力を計りたい。
我らより実力が優るなら、護衛に関し、
これ程頼もしい事はない。
もしそうでないなら.... 」
「そうでないなら?」
7人の1人が聞き返す。
「糞尿を回収係を頼むことになる 」
セムジュと戦ったときよりも、
7人には戦慄が走ったようだ。




