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77/145

その77



「参謀」と呼ばれる人の必死さが

これでもかと伝わる。

それでも出した答えは


「勘です 」


拍子抜けの解答に一瞬固まるが、

1拍おいてから、「馬鹿にされた」と

怒気が漏れだした護衛達を制し、

意味を探ろうとしている。

.....

しばらくの沈黙が流れ、


「それだけでは、流石に....

皆の手前、もう少し踏み込んで頂か

ないと、コチラも引けません 」


感情を制して、複数の出方を待って

いるのだろう。

嘲笑うわけではないが、それでも

こう切り返す


「私は異国の出ではありますが、

只の商人です。

ですが、これは秘匿性のものだと

理解しております。

ここでお話した場合、公平性の為に

他所でも話すことになるでしょう


そうなると折角、融和的に進んだ

会談も流れ、もう一度、争いの火蓋

が起こるのでは?

それをお望みなら口を開きますが、

どうされますか?


お預かりしている方々には

説明しましたが、私を護衛して

くれた者達は、かなりの手加減を

して、彼らがあります。

次ある場合、切り裂かれた皮鎧が

中身を伴ってもああなると。


再度申し上げますが、

私共は商人です。

脅しや高圧的なコトは望みませんが

コチラの命に関わるようでしたら、

致し方ありません。


できますなら、

融和なうちに、会談の内容が

履行されるのを望みます 」


観点を反らし、それでも1から10

まで説明してみせた。

「参謀」の肩書きは本当らしく、

その後の追従はなかった。


最後に握手をして、

履行が完了した際、「石塔」に書簡を

入れる旨を確認した。


セムジュが殿を務め、見送られてから

「空中ブランコ」で帰る。

......

....


しばらくして「石塔」の広間に到着。

二度目とあって、先の飛行より

酔いはしなかった。が、

其れよりも、人質?の皆さんが

グッタリしている。




「腹減った 」と


中天を過ぎたので仕方がないが、

7人分の食べ物なんてないよ。


足りないだろうが、

スクーターと一緒に隠しておいた

リュックから、自分用の昼飯

「カロリーメ○ト」と「ポカ○」を

分けてやった。

ヤスオ

「因みに、あの隊長さんは?」


参謀

「更迭しました。

現在、副隊長が指揮しております。

今回私が赴いたのは、依頼の商人を

見定める為です。

内容が真実なら、隊の物流担当にと

引き込む予定で。

貴方もどうですか? 」


ヤスオ

「申し訳ありませんが、村を最優先

する為、辞退致します 」


参謀

「そうですか。仕方がありません。

ですがこれだけ擁護することには、

渦中の商人はさぞ優秀なのでしょう

履行してからが楽しみです 」





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