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73/145

その73

セムジュとガーディアンが抵抗しないよう、武装を剥いでいく。

自分の護衛をしていたガーディアンは

倒れた射手を担ぎに行った。

合図があって近付くが、気絶した射手から、まだ「カゼ」を感じる。

2人は女だ。


「射手の方、気絶した振りは結構だが

自分で暗器を出してもらえるか?

しない場合は人目の前で、

ガーディアンが身体をまさぐるぞ」


ビクっと反応する女達。

目を逸らすと、ごそごそと、

震えながらナイフを出してきた。

ガーディアンが受け取る。

「カゼ」は止み、脅威は去った。


気を失った者達も起こし、

皆に話が伝わるよう、後ろ手に

ガーディアンの尾を掴む。

「では... 」と本題に入った。


「私はヤスオといい、教会に

「従者」として与しています 」


先の話し合いでは伏せていた。

敢えて襲ってくるなら、収集が

つかないだろう。

見つめられるなか、腕輪を付ける。

「何を今更」という憤りよりも、

ああ、と落胆の表情が伺える。


「残念ながら、貴方達は交渉を途絶し

更に関係者に危害を与えようと

徒党を組んで襲撃。

こうなっては道は1つ、教庁に拘束

され、強制労働に駆り出される。

その刑期は..」 でセムジュに振る


「5年程です。主犯ならば10年が

妥当でしょう。 」


武器もなく、セムジュの強さを

知った上で、皆、ガクリと頭を垂れる

あとは自暴自棄にならないよう、

もう一押ししておくか。


「敢えて言わせて頂く。

大きな怪我もなく、皆さんが五体

無事なのは、彼の技量をもって

手加減をしてくれたからです。


彼の本気はより速く、正確に、

誰も逃さず、目を瞑ることになる。

見てみますか? 」


オレが頷くと、ガーディアンが散った

手には剥いだ革鎧を構えている。

「では 」とセムジュが動く。

走り込んだ勢いを殺さず、革鎧を

手刀で切り裂き、もう1つは背中まで

突き刺した。

どれも目で追えなかったが、効果は

抜群、皆がドン引きしていた。


「ドサッ」と革鎧が投げられると、

彼らの緊張はピークに。

「今だな」とすかさず、助け船をチラつかせる。


「このまま終わりにするか、

それともコチラの提案を聞き入れ

事態がなかったコトにするか、

どれを選びますか? 」


直ぐは理解出来なかったのだろうが、

気付いてからは、慌てて相談し出した

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