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その71

村を出て、木々の隙間から明るさが

感じられる。

緩やかな下りで距離を稼げたが、

10km過ぎた位でバッテリーサインが赤を示す。

車1台がギりな道幅、轍や窪みがあり、走りに負荷が増す。


帰りは登りになるから念の為、

シートパネルを伸ばし、充電しておく

モーターを休ませる間、

周りに「バポ○」&虫避けスプレー、

これで一息ついた。


岩に腰を下ろし、セムジュと雑談。


「村長の「川を下って逃走」は

正解だな。

下りの道中で川は離れていった。

1隻の平底船なら数人だけど、

数隻で女、子供はなんとかなる。


逃亡者の目的地は山なんだから、

時間が圧してるだろし、

それ以上の追跡はしないだろう。」


セムジュは頷きながら、何かを言っていた。そろそろ出るかな。

予備のバッテリーを差し込み、

スクーターを走らす。


ランプが黄色(半分以下)を示すが、

なんとか目的地?の開けた場所に

着いた。

周りを見渡し石塔を見つけたが、

どう見ても「日本のお墓」だ。

セムジュが

「各々進む方向に村があります」と

碑を読んでくれた。

ガーディアンにデジカメを渡し、

空からの全体図をお願いした。

それを見ると、右の道先には広間と

井戸があるようで、向かってみる。


越境事件の後、国に壊されたと

言っていたのがこれか。

そこは破壊し、燃やされた休憩小屋の

跡地が、今は広間に見えたのだ。

幸いにも、井戸だけが無事のようで

フタがしてあり、近くの柱に桶が

縄でむすばれていた。

今も使われている痕跡があり、

井戸に近づくと、ガーディアンが

「人が来た」と連絡してきた。

恐る恐る開けた場所を覗くと、

以前、村に来た集落の纏め役と連れ?

らしい。

「誰だ!」と警戒されたが、こちらを

見て、安心したようだ。

これからの次第を話すと、和やかさは

消し飛び、「ま、頑張んな」と一言

残し、帰っていった。


スクーターを茂みに隠し、村からの道

に立つと直ぐに「カゼ」を感じる。

ガーディアンが空から合図を示した。

隣町へと通じる先に、誰かいる。

2人だ。

道の真ん中に立つセムジュを見るや、

1人が戻っていった。

もう1人は警戒し、こちらにも気付いたようだ。


アア、始まってしまった。

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