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69/145

その69

ゆっくりクリープ状態のまま、

様子を伺っていると、

視界が晴れて、諸島の一室に変わる。

慌てずブレーキを掛け、待つこと

しばし。

セムジュがスチロールの箱を抱えて

現れた。

タウンエ○スから砂糖(30キロ)を下ろし、代わりに調理器具を積込む。


こちらの世界、上白糖でないが、

砂糖45gで銀貨1枚。

業務用サイズを村に持ち込んで

他の町々に知れたら騒ぎになる。

いずれは格安で販売するつもりだが、


「現時点での取引は、混乱を招く」

と意見が一致して取り止めた。

タッパーで少しだけ持っていくことにしよう。

スチロールを置き、セムジュは

スクーターの動作を確認している。

雨だと中止するが、

今回は石塔のある中間点を調査する

のがメインだ。

流石のセムジュも覚えはないらしく、

「扉」の設置は無理とのこと。

ガーディアンに抱えられて、空から

というのもあるが、スクーターの

実用状況を探るのもある。

行程は片道約18キロ。

往復でもバッテリー3本で余る距離

だが、せっかく4本あるんだし、

持っていくとするか。


再度積み荷を確認する。

セムジュが「赤い扉」を

クルマ用に調整してくれた。

タウンエ○スが前を行き、セムジュの

スクーターがそれを追う。

モヤを抜け、ギシギシ、と控室の床板

が軋む。

ふう、何とか入れたようだ。

積み荷が嵩むと抜けるかもしれない。

考えがおよんでいると、スクーターが

横ずけされた。


クルマのライトもあり、控室は明かる

く照らされ、荷下ろしはスムーズに

行われた。

.......

.....


仕事帰りで困憊し、日が差すまで

休憩の予定だったが、

こちらに気付いたガーディアンの報告で一変した。

スール氏を連れ戻す名目で、

武装した一団が隣町までやってきた。

今日にも村へやって来るだろうと。


「スール氏は教会商人を正式に引責

辞任したハズです。

おそらく、教会から依頼された傭兵

ギルドの者でしょう。

強引にでも連れ戻して、再指名する

つもりかと。」


「辞任した者を「再指名」って、

正しいやり方なの? 」


「いえ、本人自ら志願する形を

取るかと。

その為にも、先ずは連れ戻すことを

最優先にしているのでしょう 」


「正式でない。ということは追い払

っても、問題はないんだね? 」


「傭兵ギルドを追い払う技量があれば

の話ですが 」


「出来そう? 」


「スール氏を村へ招聘したのは私です

あのまま教会商人を続けて、

意に沿わぬ取引をさせるより、

懺悔も兼ね、村の発展を商人の

遣り甲斐としてはどうかと、

挑ませた責任は果たしましょう 」


「そうか....

でも村まで待っていたら迷惑が掛か

るし、

目的だった石塔がある辺りで

対処するのでどう? 」


セムジュが頷く。

あとは別動隊があったとしての

対処だな。


ガーディアンに先導してもらい、

村長宅へ向かった。

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