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62/145

その62

おばちゃん、オレの問いかけに

応対せず、後ろに引っ込んだ。


「さて、村長さん。

おばちゃんとのやり取りでおおよそ

の流れは理解していると思う。

取り巻きも、幾分かは残るかもしれ

ないが、

大半はここを去ることになった。


移民については不透明だし、

おばちゃんが言う程は集まらないと

ふんでいる。

そこで提案なんだが、あんた商人に

なってみる気はないか? 」



「商人?一体何を言っているん...」



「この村を目指している、

あるキレモノの商人と、あんたの

父親が隣町で接触したそうだ。


そこへガーディアンを使いに出して

隣町にしばらくの逗留と、

買い集めた塩を払い出して

損害の縮小をお願いした。

出た足は「こちら持ち」も

伝ておくと、御価格のこともあり、

慌てて動いてくれた。


で、ここからが本題。

キレモノの商人は

この村ではもて余すだろう。

村の為と思うなら、

彼に村の産物を扱う出店を任せ、

あんたが産物を輸送する。

年配の父親は旅商人から引退し、

オレが卸す商品を売る店長に。

どうだい?村の為にも、親の為にも

なるいい案だと思うが。 」



「い、意味はわかったが、肝心の村長

がいなくなるじゃないか 」



「あんたも本当はわかってるんだろ、

村長は誰が相応しいか。

血筋が何かと、おばちゃんは

否定してくるだろう。 が、

あんたが商人になり、周りの人が

担ぎ上げれば辞退は出来まい。

それに.... 」



「それに? 」



「あんたの言っていた、

「色々な事を試した」が

本当なら....出来るはずだ。 」



「うっ、.....」



「今すぐにとは、言わない。

取り巻き達の件もあるし、関係者が

揃って、話を進める頃には含んでお

いてもらいたい。

もしこの村が集落に堕ちても、

オレは見捨てるつもりはない

おばちゃんが(トップ)ならな 」


そう言ってこの場を去る。

通訳する時、ガーディアンの身体に触れなければ、

おばちゃんに届かない筈。

今ばれると拗れそうだしね。


.......

....

何とか教会に戻る(太い身体ではツラかった)と、

もう1人?のガーディアンが。


先に報告を聞くと面倒そうだな。

ノドの潤いを優先させるか。

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