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56/145

その56

セムジュの話から、ガーディアンに

人数と到着時間を尋ねる。

「20人以上で約1時間かぁ、」


廃教会に葉物はなく、山積み状態の芋

ならある。

今回は芋でいくか。

おばちゃんは居らず、ノコノコ村に繰り出して葉物を寄せると、

醤油騒ぎが再燃するだろう。


控え室でコンロを設置、芋を蒸かす。

村の芋は鶏卵程の大きさだ。

1人2個として、50個あたりで

大丈夫かな。

蒸かした後、スチロールに入れれば、運んだ後も保温機になる。


あとは「皮付きポテト」かな。

鶏卵程の大きさならカットしやすいし、フライパンで揚げられる。

問題はそれなりに数がいることだな。

冷めるとあれだし、応対してから

揚げるか。


下処理をしていたら、セムジュが

女性(おばちゃん)がお見えです」

と言ってくる。

ダイソ○で買った2個100円の

タッパー(300ml)。

その1つに7割程の醤油を入れる。

おばちゃんが来て、話かける前にそれ

を突き出した。

「オレを見掛けて、騒動になる前に

 伝えてくれ。

容器代込みで銀端1枚。これでいい

なら黒い汁を売ると。

それ以降、容器を持ち込みをすれば

満タンにして銀端1枚。

頼んだよ。 」


雰囲気に圧され、話すこともなく、

1つ頷いてから去っていった。

.....

....


おばちゃんの尽力のかいあって、

村の入口にスムーズに移動できた。

前に利用した廃材を運び込み、

仮調理場を作って今に至る。


集団から1人が抜け出てくる。


「よう、久しぶりだなチェシー、

王族でも食べたことがないもんが味  

わえるらしいから、皆で来たぞ 」


「ブッ、おばちゃん!!!

下手なことは書いてないと言った

じゃないか。(怒)」


「そうじゃよ。

わしが食べて思ったことを

上手(じょうず)に書いたつもりじゃ 」


そんなトンチはいらないです。

それに「チェシーて誰?」と尋ねたら

「何を今さら」と返された。


おばちゃんが前に出る。

「オマケの二人はいらんぞ 」と

尋ねたら、

「奴らは勝手に知らせをみたんだ。

お前達だけズルイとかで、

オレのせいではないぞ 」


「あいつらがいると取り分が減るぞ」

の問にも

「形のあるもので返してもらうさ」

と納得しているようだ。


このまま進めるしかなさそうだな。

男性が多いので、おばちゃんの付き人

に葉物の追加をお願いした。


スチロールから蒸かした芋を取り出す

何とか触れる位の熱さだ。

逆に冷めたのは集団の視線だな。

「芋かよ」みたいなかんじで。

初見だとそうなるだろな。


味付けは色々用意したから、

おばちゃんの名を知るこの人が食べて

感想を聞いてみるか。

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