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54/145

その54

ただ食べてるだけでは面白くなかった

ので、とある疑問をただしてみる。


「そういえば、クリートムの教会に

何か動きはあったの? 」


もう一人のガーディアンをしばらく

見かけない。

セムジュのことだから見張らせている

と思った。


「二度報告に来まして、

ひとつは後任の助祭に目立った動き

はなく、個人の商人が生き生きと

商売をしているそうです。

ただ新しく任命された教会商人は

前者ほど器量はなく、

教会への物流は滞りをみせている

そうです。

もうひとつは、その前任のスール氏

についてだったのですが、

サンザ村に一番ちかい町で、村に訪

れる商人と接触をしたようです。

その商人はサンザの前村長らしく、

村の流通を止めないため、

頑張っていると報告がありました」


そうか、ただ農作物を買い叩いた訳

ではなく、村との交易に

掛かる費用も賄っていたわけか。


村に最低限のものは入ってくるが、

この現状を変えないと、どうにも

ならないな。

自分一人で「解決できる」

そんな力も、つもりもないので、

村全体が良い方向に進む。その為の

後押し、後ろ楯になれるよう頑張るか


買い込んだ品をスチロールに詰める。

今回はソーラーライトや工具、アクリル板等はいらないので、幾分か軽い

その代わりが大量の「バ○ナ」と

調味料や食材だ。

レジャー用電源と扇風機も詰めた。


各家庭には農作物が保管してある。

そこにGが湧かないよう、

バ○ナを吊るして貰う。

効果は確認済みなので、おばちゃんから説得して頂くか。


仮眠を取り、日を跨ぐ前に「黒い扉」

をくぐる。

諸島のこちらは、やはり暑さが感じられない。

ここに保管してあったコンロ等の器具

も村へ持っていく。

「赤い扉」をくぐり、暑い村に到着。

ソーラーライトの明るさを頼りに

電源と扇風機を設置。

ああ、やはり文明の機器だな、

何とかこの場を凌げそうだ。

前回の反省をし、着替えもある。

着崩し、一息ついていると灯りを持っておばちゃんが。


「何で来たのが分かってたの?」と言う事もなく、ガーディアンが伝えたの

だろう。


「大変じゃ。扱いを間違うと暴動に

なるかもしれん 」


いつもより真剣な顔付きをして言ってくるおばちゃん。

寝直す暇がなさそうだな。

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