その50
「久しぶりに酒を飲んだし、長話も
したわい。またの 」
やはりハイだったのか、
陽気な顔して去っていった。
話と見た目から考察すれば、
やはり村長には良識があるようだし、
周りの連中は見たまんまだな。
彼ら以上に強い賊が現れたら、
裏切ったり、逃げ出したりしそ..う.
うんっ、???....
...
そうか!! 時間稼ぎか!!!
「どうかしました?」と寄ってくる
セムジュに聞いてもらう。
「確証はないが、村長の狙いがこれだ
と読めた気がする。
ハッキリ言っちゃ悪いが、この村に
資産価値は無い。
それでも賊が来るとしたら、やはり
越境逃亡する為だろう。
前の賊みたいに、人質を盾に案内を
要求するならまだしも、
見せしめに何人かを殺し、用を済ま
せば口封じではたまらない。
村の入口から襲撃されれば、周りの
はては林にいきつき、逃げ場を失う
残りは山道だけだ。
だがこれは下策だ。
そこから逃げたとしても、
賊にとっては目的地だし、
女子供では直ぐに追い付かれる。
そこで舟だ。
山道とは反対だし、時間稼ぎをして
川を下る。これが逃げ出すのに
有効だと村長は判断したんだろう。
村人全員は無理としても、全滅は
回避できる。
ただし..... 」
「勝てぬと判断し、命かわいさに
我先にと逃げ出す。舟を使って。
と言ったところですかな 」
セムジュが肩をすくめてジェスチャー
をしてくる。
まあそうそうある話でもないが、
命を賭けてはくれなさそうだし、
害獣駆除もどこまでやってくれてるか
極めて未知数だ。
すべてがゴロつきとは思いたくない
ものだが、調べられないだろうか?
それで悪しき買取りは終わりを見せ、
悪循環は断てるかもしれない。
だがもしかすると、
ゴロつきを排除した結果が、
村人不足に陥り、サンザ村が集落に
なる可能性もある。
対処法をセムジュに尋ねると
「成る程、可能性は充分にあります」
と太鼓判を押してくれた。
よし、明日が来たら一旦帰って
対処に乗り出すか。
そう思いつつ、壁に寄りかかって
眼を閉じた。
火曜日に退院しました。
検査で良好。直ぐ退院とはいかないんですね。
生活習慣やその後の体調管理に
カウンセリングを受けないと
みたいな感じ。
その後は市役所や勤め先、保健事務局
等、書類の申請で大あらわしました。




