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46/145

その46

干し肉は食べた経験があるか、おばちゃんに尋ねてみる。


「そうじゃのぅ、あるにはあるが、

硬いし塩辛過ぎて、

そのままではよう食べんのぅ、

汁にして青唐を入れれば、多少は

旨くなるが、そこまではせんので

食べる機会は少ないの 」


集落から猟で狩った鳥や獣肉が

たまに手に入るらしい。

獣肉臭さを消すための青唐が高いのか、近くじゃ手に入らないのかということか。

干し肉はもともと携行食だし、

塩を含む香辛料あってのものだろう

だったらベーコンは大丈夫かな?

燻製肉でもジャンルは違うが、

試しに見せてみた。


「その干し肉は大丈夫か?

肉色が赤いぞ? 普通はもっと

黒く濁った色のはずじゃ

まあ兄ちゃんが用意したんじゃ、

食べられるんだろうけど。」


クンクンと臭さを確認するおばちゃん

嫌悪感はなさそうだ。

ならばと

葉物も冷めるから調理をしていくか。


フライパンに薄く油(綿実油)をひき

ベーコンを焼いていく。

サッと火が通るかんじで、カリカリにはしない。

皿にあけ、胡椒を一振。

残った油にコンパウンドマーガリンを

一欠片、(バターより生臭さがない)

葉物と和える程度に炒める。

適度に切り分け、ベーコンを巻いて

つまようじで差す。

葉物が湯通しだったからすぐにできた


つまようじを持って奥さんに渡す。

やはりニオイを気にして、抵抗があるようにみえる。見た目もか。

別のものを自分が食べてみる。

モシャ、モシャ、...まあこんなもんだな。うん。

オレをみて、奥さんのものをひったくったおばちゃん、パクリと食べた。

「ヒヒヒッ、肉汁があふれとる。

青唐とは違うが、辛味が効いとる

のぉ、贅沢な旨さじゃ 」


奥さんはそれを聞き、慌てて皿のを取ってくる。

「エヘヘヘ」とニヤけた顔色になった

.....

...

ここまでは幸せだった。

周りの目線に気がついてなかったから。

あちこちから手がのび、皿の上はすぐにカラとなった。


「あ、ああゎわ、まだ1つしか...」

御愁傷様としか言いようがないな。

諦めてくれ。


フライパンから鍋に載せかえていると

「まだ試食があるのか?

葉物は1束しかないぞ 」


そう言いつも、期待した顔をしているおばちゃん。

まだ食べる気マンマンだ。


「最後は汁ものだよ。

芋はまた今度にするから 」


ちょっと以上に疲れたし、次の機会

まで我慢してもらおう。

煮汁を半分程捨て、新たに水を足し

沸騰を待つ。

ここに「黄金○ダシ」を入れ、葉物、

味噌を投入。

沸いたところに溶き卵を渦巻きにして

流す。

再度、味噌の加減。よし。

....完成。

葉物のかき玉汁だ。


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