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39/145

その39

「教庁に申請されることは、大変名誉

なことです。よって... 」


セムジュが饒舌に語ってきたが、

何となく却下される気がする。


セムジュのいた頃の教庁(想像だけどね)とは違うんだろうし。

導く人が代われば、体質も変わるだろう、特にキビシイことを言う人が

いないとユルくなりがちだろね。


「まあ、申請が受理されてから受け皿

を考えようか。

あの村ですることは山程あるし、

村長と対立?が残ってるんだろ、

それらを片付けないと。

あっ、

スールていう商人も来るんだっけ。

いつ着くかわかんないけど。

倉庫も途中だし、トイレもあるし、

時間が足りないなー。 」


饒舌に語っていたセムジュが我に帰り


「そうでした。お伝えすることに

これもあったのです 」


そう言って前見た箱(木製?金属?)

を開ける。

中に半透明の(ガラス?)羽根が11枚収まっていた。

ツツいてみようと近付くと

「お待ち下さい。触ると大変なことに

なります。

覚えてられるかどうか、これには

各々意思があると。

触るとあなたに宿る加護がその...

人でいう焼きもちをしてしまい、

力を失ってしまいます 」


ビクッとして、後退した。

いや、もっと早く言ってよ。


「今現在、この加護をお持ちなのは

あなただけに。大使を通じて、

国王様にもお知らせしました 」


そうか、だから「一段落した」の

電話がきたのか。

あり?

「その他には伝えなくていいの?」

と尋ねると、

「手段と時間がありませんでした」

とのこと。まあこの世界だったら、

命の危険は少ないか。


「村の大事が片付き次第、「扉」の

継承に移ります 」


ついにか。

初めて遭遇したあの「命の恐怖」から

随分たった気がするな。

でも諸島のほうの整備もあるよね。


「あのさ...」


「駄目です。村が終わるとすぐに

でも掛かります 」


チェッ、勘付かれたか。

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