その34
「有り難うございます。それでは金曜
日、届けに上がります 」
あれから3日が過ぎ、昔に戻ったかのように外回りをしている。
「うぅぅぅぅぅん。はぁぁっ」
ハイエ○スに乗るまえに、おおきく
伸びをした。
よし、あと1軒でおわりだ。
肩を回しながら運転席に乗り込む。
..........
捕まえた4人は「村長」側の人間だった。分からんけど。
当初は悪態をついていたが、教会の
「従者」に対し、罪を犯したことを
知り、皆一応に青ざめた。
おばちゃんが
「次やったらタマを切り落とす」
という血判を押させて解放したらしい。 コワいな。
その夜、日を跨いだので帰ろうとしたら、セムジュの顔色がすぐれない。
「納得してないんだろ?
7日待つよ。そしたら倉庫にきてく
れ。
干渉しないで成り行きを見守るが
ベストだけど、程々にね 」
「オレじゃ「扉」があけられないよ」
と言うと、驚いたセムジュだったが
多少憂いが晴れたのか、
「有り難うございます」
その一言を発して扉を開いてくれた
振り返らず、ヒラヒラと手を振って
あとにした。
.......
....
..................
明けて4日目、今日は「内田機械」
から納車の予定だ。
朝一番に倉庫に訪れ、待つこと30分
「あれ、今日だったよね?」と
疑いだしてるとスマホが鳴る。
「スマン、安全第一にゆっくりきたら
通行禁止時間に引っ掛かった 」
1時間後にいくわ、と言う会長の声に「ああっそうだった」と思ったが、
エッ、会長も来てんの?
会社ほっといて大丈夫?
まあ趣味人なトコあるから、皆、
諦めてるんかも。 ハア。
1時間後、工事用の重機を運搬するようなトレーラーがやってきた。
片側1車線の為、時間を掛けながら
駐車スペースにバックで入ってくる。
挨拶してる間もなく、次々と下ろされていく。
すぐにトレーラーが帰って、今度は
2tトラックが入ってくる。
こちらは予備バッテリーとオプション
だな。こっちに会長がいた。
「こっちの荷物は中にいれちまうのか
どうするよ。ホレ、社長さん 」
意地悪っぽく言ってくるが、社長じゃ
ありません。歴とした従業員です。
「お願いします。あと出来れば梱包も
外してもらえれば助かります 」
海外にもってくんだろ?の疑問に
僻地だから別の梱包が必要だと言ってたら、納得してくれた。
運搬時に支障がでたかの
動作チェックもしてくれた。
異常ナシと。
お昼過ぎまでかかったので、「近くの店で食べてきませんか?」と誘ったら
「午後から別の納品があるんや。
気持ちだけもろとくわ 」
と会長がカッコよく決めたが、他の
人達からブーイングが。
結局、早く食べれる牛丼屋に皆で
行きました。




