やることをこなす
私はアールスカ達とアウグストを発って、10日が過ぎて、ディルカンに帰ってきた。
「やっと帰ってこれたわ」
「無事帰ってこれて良かったですね」
アールスカ達が元気な声で話していた。
幌歩竜車が停まり、私達は幌歩竜車を降りて、建築ギルドへ赴くことにした。
「シェイラさんじゃん!!久しぶり!!」
「シェイラさんだぁー!!寂しかったんだよ!!」
建築ギルドまでの道のりで少年少女が気付いてくれて、声を掛けてくれた。
「皆、久しぶり!!やることがあるからまた後でね」
「シェイラ、大分懐かれとるようじゃな」
「ええ、まあ……」
アールスカの発言に苦笑を浮かべる。
建築ギルド内に脚を踏み入れると、閑散としていた。
受付カウンターで肘を突いて、頬杖を突いていた職員がアールスカに気付き、勢いよく立ち上がった。
「あぁ、これはこれはアールスカ様!お戻りになられたんですね!!」
「あぁ、どうも。シェイラの昇格の推薦人として顔を出したんだ」
「シェイラさんの昇格のですか……必要な書類は?」
「ほれ」
「ははあ……試験を受けてもらっても?」
「します」
「これにて、帰るわ……儂を訪ねてくれたら良いからな」
「ありがとうございました」
アールスカが建築ギルドを出ていった。
私は試験を受け、無事受かった。
「C級になりましたので、建築者証を更新します」
「ありがとうございます」
リラに挨拶して行くか。
リラの自宅に赴いた。
彼女の自宅に到着して、玄関扉をノックした。
彼女の父親が出てきた。
「あぁ、シェイラさん!!お久しぶりです。娘が師匠はまだかまだかと聞いてきて大変でしたよ」
「それはすみません……」
「リラぁー、シェイラさんが帰ってきたよ!!」
「師匠!?し〜しょぉぉおおぉぉぉうぅぅううぅぅぅぅ!!!!!ほんとに師匠が帰ってきたよぉおおぉぉぉ!!!!お帰りなさい、師匠!!」
「ただいま、リラ!!」
「師匠、いっぱい待たせたんだから昼食奢って!!」
「リラ、何を言い出すんだ!シェイラさんは帰ってきたばかりなんだから——」
「良いんですよ。昼食を奢れってかぁ、良いよ」
「やった!!やったやったやったぁ〜!!師匠、行こう行こう!!」
私はリラに手を引かれ、食事処に向かうことになった。
リラが満腹になるまで料理を頼んで、食べて、食事処を後にした。
「美味しかった〜!!それに師匠のお話し楽しかった〜!!」
「あれ?シェイラだ。久しぶり!!やっと帰って来たんですね!!」
「シェイラさん、お久しぶりです!!寂しくて依頼も手に付かず……」
《冬の木枯らし》という冒険者パーティのビョルンとロドデンドロンに大通りを歩いていたら再会した。




