《輝く星槍》との出逢い
私は《冬の木枯らし》という冒険者パーティのロドデンドロンと大通りを歩いていた。
「私が居ない間依頼も手につかずと言っていたがどれほどやってないんだ?」
「あはは……それはですね。えぇっと……」
ロドデンドロンが言い淀んでいると、前方から歩いてくる青髪の少年が私を睨んできた。
青髪の少年の隣を歩く金髪の少女は気にしていなかった。
「やいっ、お前!!見たことない奴だな、強いのか?」
挨拶も無しに喧嘩をふっかけてきた青髪の少年が通り過ぎる直前にそう発した。
「私が強いか?知りたいなら相手してやるよ!」
「えっ待って待って!!シェイラさん、今から飲み会をしようって話じゃ——」
ロドデンドロンが止めようとした。
「おーう!面白ぇじゃねぇか!!俺たちは《輝く星槍》っていう冒険者パーティだ」
「知らねぇな。出たとこで闘おうぜ」
「ねぇ待って待って!!飲み会はどうするの、シェイラさん!!」
「ロドデンドロン、戦った後の一杯が美味いんじゃねーか!!」
私と青髪の少年、ロドデンドロンと青髪の少年の連れと思しき金髪の少女が外に出て、草原で闘うことになった。
「いつでもかかってきな」
「舐めてんじゃねぇぞ、こらぁぁ!!!」
青髪の少年は長剣を構え、斬りかかってきた。
彼が斜めに斬りかかってきて、余裕で躱わす私だった。
私も短剣の鞘から短剣を抜いて、刃先を彼に向けて、斬りかかった。
彼の腕が軽く切れてしまった。
「うぅぅ……まだまだまだまだ〜ぁっ!!」
彼が小さく唸って、飛びかかってきた。
隙だらけの彼に球状にした炎を数弾放った私だった。
「ファイヤー弾!!」
「うわうわぁーくそ……ふざけやがって!!」
私が放ったファイヤー弾に直撃した彼だったが攻撃してきた。
躱わすことは出来るが防御を張ろう。
「アイス壁!!」
私の前に一瞬で氷の壁が生成され、彼の攻撃は私に当たらなかった。
「くそくそくそくそくそ!!!こんにゃろー!!」
彼の斬撃を受けても私の氷の壁は砕けないでいた。
「諦めるか?」
「諦められるか!!」
彼は一度後退してまた氷の壁に斬撃を繰り出した。
青髪の少年が闘いを放棄し、諦めてから、氷の壁を消失させた私だった。
「俺はラーンだ。戦いに挑んだことは謝ろう。すまなかった……です」
「ああ。ロドデンドロン、戻ろう」
金髪の少女は一度深く頭を下げただけで、一言も喋らなかった。
「シェイラさんってば戦いに飢えてるんですか?もうぅ〜!!早く皆と合流して呑むんですよ、シェイラさん!!」
「早く飲みたいからな。行こう」
私はロドデンドロンと《冬の木枯らし》のメンバーと合流しようと急いだ。




