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EpisodeⅩⅦ「終戦に向けて」

昨日だけでPVが500もありました!

見た時すげえ怖かったです…。

これからもよろしくお願いします。

「で、これからどうするよ」

「それが問題だよなー」

「俺たち、戦争の経験なんてないからなー」


 水域さんの言う通り、俺たちに戦争なんて経験はない。

 普通なら、どちらかが降伏して条約とか結んで終戦ってなるが、今回は国同士の争いではなく個人間での争いだ。

 敵は貴族とか王子が動いてたから国と見ても問題は無いが、問題はこっちだ。

 国でも何でもなく、一民間人だ。

 民間兵と言ってもいい。


 つまりは個人対国の状況な為、終わり方がわからん。

 謝罪して終わりって言うのはちょっと違う。

 あくまで敵は国なわけだし。


「賠償金とか要求する?」

「いえ、それよりか情報を要求するべきだと思いますよ」

「情報って、元の世界に帰る方法とかか?」

「それって向こう側は知らないんだろ。信じるならだけどな」


 今、俺たちが欲している一番の情報は元の世界に変える方法。

 しかし、先日の騎士団の団長が言っていた事を信じるなら、そんな情報は相手さんには無い。

 脅して聞く、という手もあるが、それではキリがない。

 疑い続けるのは得策ではない。

 どこかで見切りを付けなければならない。


「はい。その辺の情報は今はいいです。それよりも目の前の問題を解決するための情報が要ります」

「そんな情報あるか?」

「魔法ですよ」


 この世界には俺たちの知らない理、魔法がある。

 なら、それを知らなければならない。

 無知は最大の弱点だ。

 故に弱点を無くすために知る。


「知れば武器になります。何事も情報ってことですよ」

「確かになー」

「流石はカメだ」

「いやー、カメが隊長だと助かるねー」


 皆そうやって褒めてくれるが、恥ずかしいので苦笑いしか出てこない。


「まあ、それもこれもあっちの代表と話してから…ですがね」

「そりゃそうだ」


 そして、その為の問題が一つ。


「移動手段がねー…」

「あー…」


 ザナックの話だとこの森から一番近い街に行くには馬で1週間かかるらしい。

 荷物搬送用の大型トラックならあるが、機体搬送用のトラックは無い。

 敵の陣地に突っ込むのに丸腰と言うわけにもいかない。

 先の戦闘の後だと過剰戦力に思えるが、未知に赴く時は過剰戦力だと思うほどが丁度いい。

 それにこちらの力を誇示する事で交渉を有利に進めることができる。


「機体は持って行きたいんだろ?なら、普通に乗って行けばいいんじゃね?」

「燃料とかどうするんだよ…」

「あ、そっか…」


 そう、問題が燃料なのだ。

 燃料がどれくらい持つのかが不明。

 荷物搬送用のトラックにも限度がある。

 しかも、6機分の補給だ。


 と、その時、ロボットが紙を一枚渡してきた。

 そこに書いてあったのは「戦闘無しなら一週間は余裕で動く」だった。

 紙を渡してきたロボットを見るとサムズアップしてた。

 感情表現豊かだなー、と思いつつ呟く。


「あ、行けるのね…」

「何が?」


 俺の呟きに反応したKEIさんにこの事を伝えると「行けるんだ…」て同じような事を言った。

 これが超技術か、と改めて思った。


「えーっと、作戦が決まったので話していいですかね?」


 未だ移動手段で話し合っていた俺とKEIさん以外の4人に言うと4人とも「決まったんだ…」て言ってた。

 その表情には若干の悲しさがあった。


「まず、移動手段ですがそれぞれの機体を使います。ロボットの話では戦闘無しなら一週間は余裕だそうです」

「それでも、補給はいるだろ?」

「はい。なので、補給物資を積んだ大型トラックを2台用意します。トラックには食糧と燃料と弾薬を積みます。捕虜もトラックに乗せます。予備パーツは重量の関係で積め無いので被弾には気を付けてください。特に武神さん」

「は、はい……」


 何時も突撃しては瀕死で帰ってくる武神さん。

 釘を刺されて何も言えない武神さんを見て、皆は大笑いした。


「陣形は前からKEIさん、SHUTさん、水域さん、トラック2台、俺、ROMANYさん、武神さん、で行きます。各自、索敵をしつつ進んでください。敵発見時は逐一報告を。推定移動時間は24時間。目標手前で補給した後に街に向かいます。出発は4時間後。深夜の出発になります。仮眠を取って置いてください」

「了解!」


 そう言って皆会議室から出て行った。

 俺は一人残って椅子の背もたれに体を預けて、天井を仰ぎ見る。


「さて……これがどういう結果になるのか…。こんな経験はない。どうなるかはわからない。……だから、面白い」


 先はわからないものだ。

 しかし、予想することはできる。

 今まで俺は色々なことを予想して、行動してきた。

 それらはすべて、俺の予想の範囲内だったから対処するのは簡単。

 予想が当たった時の快感はいつも俺の心を躍らせた。

 でも、今感じているのは先が見ない事への不安や、何が起こるのだろうかという好奇心だ。

 その2つがとても新鮮で、これもまた俺の心を躍らせた。


「これからが楽しみだ…」


 一言呟いて、俺は会議室を出た。

書き溜めが無くなっちゃいました。

頑張って投稿ペースを維持していきたい!(切実)

評価等々してもらえると大変励みになります。

よろしくお願いします。m(_ _)m

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