表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハムラビノート  作者: 三毛猫
PR
9/14

ケルさんのご飯係になった理由③



少しだけ沈黙が流れた。




「………………なんで?」




「ショウの見た目は、この世の基準だと高校生位なんだよー」



ショウの目の前に全身鏡を出したショウコ。

ショウコの言う通り、ショウの外見は少しヒョロっとした高校生って感じなのだ。

しかし……



「………高校生位って…僕そんなに若くはないよ。軽く○○○歳は越えているよ?」



「そんな屁理屈言わないの!!」



もう!っと頬を膨らましながらショウコはショウの説得を続ける。



「勉強の内容は問題ないと思うけど、この世の人間がどんなのかって手っ取り早く解るでしょうー!」



「まぁ………そうだけど…」



ショウコの言いたい事は一理ある。

死んだ人間の事は詳しいが、この世にいる「生きている人間」の知識はあまりない。

しかし、それでもショウが渋っているとショウコが小さな声で呟いた。



「あと………私、学校とか行きたいけど行けないし………」


その言葉を聞いて、ショウはハッとした。


ショウコは新しくあの世を納める魔王…

魔王という響きは良いが、この世に生命が有る限りショウコの役目に終わりは無い。

見えない檻にショウコは閉じ込められている様なものだ。



「……解ったよ。学校に通ってみるよ」



小さなため息をついて、ショウが了承した瞬間だった。



「本当!じゃあ、あっちに行ったら「横浜みかん」と「フクロウサブレ」送って!!!あと気になるスイーツのお店ピックアップしたからそれも!!!お願いね♪」



さっきの哀愁が消え去り、この世のガイドブック(スイーツ多め)を眺めながらニコニコしているショウコを見てショウは思った……




「(……結局それ…?)」




こんな感じでショウはケルさんのご飯係になったのであった。


ちなみにショウコが頼んだスイーツを贈るのにショウは半年かかった………

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ