移動遊園地失踪事件簿-6 並行世界からの刺客
「しかし、初めて受けたクエストが洞窟探検だなんていいセンスしてるわね!」
そう黒いローブに身を包みとんがり帽子を被った黒魔術師の少女はパーティのリーダーである剣士の背中を叩いてそう言った。
彼女はミラという名前で
B級冒険者エミリとS級冒険者アデルの姉妹に憧れて、冒険者になったばかりだった。
幼なじみの女魔法剣士のリルと
このパーティーのリーダで異世界から召喚された新米勇者のユウキと共に焔帝国との国境近くにあるとある洞窟の探検クエストを受注していた。
新米勇者は神の加護があるらしく、戦いに慣れてはいなかったが魔剣を使って村の近くの魔物を簡単に倒していたし、強い魔物もいとも簡単に倒すことができていた。
ユウキは強くて心強い存在だったーーー
腕試しの森で主の魔物化したオオイノシシを倒して、晴れて冒険者ギルドにC級冒険者と登録をしてクエストを受けられるようになった。
実のところ、
ミラはユウキのことが気になっていたのだ。
魔王を無事に倒せば...魔王に支配された国にある故郷の村で一緒に暮らそうと考えていた。
リルもそれは応援してくれているようで、ミラの恋心にエールを贈る存在になっていた。
調査を受けた洞窟はここ数日で突然現れたものらしく。
魔王軍に関するダンジョンなのかどうなのかというのを調べることがクエスト内容だった。
もし強敵が現れても、
異世界からやってきた強い勇者がいてくれるから安心だと思っていた。
今は、
洞窟に向かう途中には深い森がありそこを通っている最中だった。
片足が何かの穴のようなものにおちたらしくて思わず声を出した。そして、ハマった足に何かが突き刺さる感覚があった。
「痛い!!」
ミラは尻餅をついて足を見ると、
小さな穴に足がすっぽり入っていてその穴には鋭く尖らせた細い木の杭が数本埋め込まれていて一部が、ミラの脹脛に刺さっていた...
心配した様子でリルが寄ってきた。
「罠だ....ミラは痛いけどこの杭から抜くね...」
リルはそう言って、ミラの足を掴んで穴から引きずり出した。
「あ、痛い痛い!」
ミラはそう叫んでしまったが...
リルはすぐに治癒魔法をかけてくれたのですぐに傷は塞がり痛みも軽くなっていた。
ユウキが心配そうな顔をしてポーションを手に持って駆け寄ってきてくれた。
「誰だよ。こんな罠を仕掛けるなんて....大丈夫?」
ユウキはそう言って、ミラにポーションを手渡した。
ミラは痛みも引いて傷も消えていたので首を振ってユウキが渡してくれたポーションを彼に返した。
「治ったから大丈夫。いざって時に置いておいてよ。勿体無いでしょ」
ミラはそう言って、ゆっくりと立ち上がった。少し足に痛みはあったが我慢できる程度のものだった。
「みんなありがとう。大丈夫。それよりも、先を急ぎましょ」
「それもそうね。ほら、ユウキ行くわよ〜」
リルはそう言って、
ユウキの背中をポンと押して歩き始めた。
「でも、なんなんだろう。この森に猟師は入らないって聞いてた....のにぃぃぃ!」
何かが折れると音共に、ユウキがいきなり宙に舞い上がった。
よく見ると、片足がロープに吊られて少し高い位置で逆さまを向いたまま宙ぶらりんになっていた。
「うわぁーまじか....ごめん、降りるに手伝って...」
ユウキはそう言って手を合わせて、歯に噛んで笑みを見せた。リルはため息をついて投擲用のナイフを手に取った。
投げようとした瞬間だった....
ユウキに目掛けて別の仕掛けが飛んできたー
それはさっき見た落とし穴の中に中に打ち込まれていた鋭い木の杭が無数に打ち込まれた板が、ユウキ目掛けて飛んできていた。
ユウキは悲鳴を上げることもなく、抵抗できることもできず身体に無数の杭が刺さったのだったーーー
地面にユウキの血がポトポトと地面に落ち始めていた。
リルは悲鳴を上げミラは言葉を失い尻餅をついた。
ミラは呼吸が荒くなってきて、落ち着こうと大きく息を吸った瞬間だった...
リルに矢が飛んできた。
リルは交わし切れないで肩に矢が刺さった。
そのまま地面転んだが、すぐに剣を抜いて構えた。
「ミラ!接敵だよ。戦う準備をして!!」
リルはそう言って、ミラに手を伸ばしたが....
背中目掛けて、ユウキを串刺しにした様な仕掛けがリルに向かって飛んできていることにミラは気がついたーー
「リル!その場から逃げて!!!」
リルはその言葉を聞いて理解することには背中から無数に木の杭突き刺さり、身体を貫いていた。
仕掛けに引っかかりリルはたったまま動かなくなっていたーーー
ミラは大きく息を吸いながら、
早くなる鼓動を抑えるように息を整えた。
一瞬の出来事だったが、パーティメンバーがミラを残して全滅したのだった。
ミラは、
息を整えることなく、無意識の内に立ち上がった。するとその瞬間に口を塞がれ、冷たい金属が喉元に当てられたことに気がついた。
手を抑えられてることも身体を動かそうとすると、抑えられたので判断できた。
「動くな」
そう男の声が聞こえて、ミラは恐怖に襲われて全く動けなくなったーーー
ミラは男に地面に投げ飛ばされた。
うつ伏せにさおされて、手を手枷か何かで拘束され始めたのを感じ取れた。
口を猿轡の様なモノで縛れて顔に布袋を被せるられて視界が真っ暗になったーーー
恐怖で体は固まって動くことが出来なかった声も上げずに男に担ぎ上げられてどこかへ運ばれていった。
どこまで連れてこられたかわからなかったが、
水が滴る音が響いて聞こえる場所に連れてこられて様だ。
少しじめしめした感じを思うときっと洞窟の中にいるのだろうと、ミラは感じた。
頭の袋を外される。周りが見え始めると
やはりそこは薄暗い洞窟の中で光る小さなランプが一つ置かれた暗い世界にいることがわかった。
視界に入ったのはことない緑色の服を着たベレー帽をかぶる、三十代ぐらいの男性だった。
彼の表情は鋭く、
尖ったナイフの様な目でミラを見ながらこう話をし始めた。
「俺はこの世界に疎い。質問するから、知ってることについて話せ」
ミラは恐怖で口を開くことが出来なくて、ただうなづいた。
「殺すつもりはなかったが、男はこっちの都合がったので始末させてもらった。
女は重症だが...生きてる。
この世界にあるエリクサーという薬を与えておいた。
いずれ意識も戻ると思う」
「何のために私たちを襲ったの?」
ミラはそう勇気を振り絞って、男に聞くと男はこう言った。
「質問するのは俺だけだ。
女を殺したりいたぶったりする様な趣味は俺にはない....
殺しはしない。
この二人について知っているか?」
男はそう言って、ミラに二人の男性描かれた絵を見せてきた。
一人は冒険者の様で、どこかで見たことある様な顔をしていた。
もう一人は焔帝国の役人の様な格好をした男性だった。
冒険者の方は....
有名なS級冒険者だったのでミラも知っている人物だった。
「こっちの冒険者は、アマミヤ・ショウタって言う異世界からやってきた勇者....そっちの役人は知らない」
ミラがそういうと、男は絵をポケットにしまい。
質問を続けたーーー
「そいつはどこにいるか知っているか?」
「ダンジョン探索のクエストを受けて焔帝国の帝都に向かったって聞いてる....そのもう一人の男は焔帝国の役人の格好をしてるから、焔帝国に行けば何かわかるかも...」
ミラはそう必死になって、覚えてることを男に話した。
ーーーーーー
タカノ一行は、転移魔法で遊園地に到着していた。
パーティーは3人と4人で別れるらしく、タカノの方にはシンとアデルがついてきていた。
「少し配分間違ってないかしら?せっかくエミリちゃんと冒険できると思ったのに」
アデルはそう言って少し不満そうな顔をしてしいた。
「まずは、もう一人の勇者であるショウタやアルス達と合流することを目標にしながら、この遊園地の探索を行う。それで問題ないな?」
タカノはそう二人の様子を確認して言った。
「ええ。もちろんよ。ショウタンがこのパーティーにいれば、世界最強なんだかぁー。並行世界の勇者もきっと倒せるわ」
アデルはそう言って、笑みを見せた。
聞く話ではアデルとショウタは冒険者ギルドの中ではレジェンド級の強さと知名度を誇り、
タカノと同じく魔王軍の幹部を倒した実績を持っている。
タカノはどことなく、強敵を前にして心強い仲間を得たことを安心感を持てた。
「タカ兄。多分この場所。占いのテントの近くみたいだから。はずれの方に飛ばされたみたい....
真ん中に向かう感じでよくないかな?」
シンはそう言って、
懐から遊園地のマップを取り出してそう言ったーーー
「そうだな、近くのテントとかに何かあるかもしれないから....一つ一つ確認しながら遊園地の中央部に進んで行こうか。
アトラクションは全てで確か12個程度だったら、1を隈なく見るとなると....見つけるのに少し時間がかかりそうだな」
タカノはそう言って、査察に来たときにかかった時間を頭に思い浮かべてそう言ったーー
半日以上はかかるだろうと感じらてたからだ。
「さて、ダンジョン探索にスタートだな」
タカノはそう言って、久々に冒険者らしいことに少しばかり嬉しくなって意気揚々と歩き始めた。
ユウキ「いやー登場初回で...やられるなんて。せっかく異世界に行ってハーレム確定だったのぃー」
ラハト「まーやられたのは仕方がないですよぉ〜」
ユウキ「しかし、あんなブービートラップで...」
ラハト「相手がゲリラ戦のプロ?でしたから仕方がないですよーそれよりも、今から飲み会があるんですが元の世界に帰る前にどうですか?」
ユウキ「俺、高校生なんだけど...」
ラハト「大丈夫!ここ日本じゃないですから」
イズミ「あの人も好きやなぁー...死亡組」
アーチャー「俺死んでないんだけど....」
イズミ「あ、いたのね。作者から打診が出たわよ。レギュラー入りだって...名前ルドだって」
ルド「え、本当ですか!?ラハトさぁーん!!!俺レギュラー入りしました!!!」
ラハト「へーよかったじゃないですかぁー」
ルド「はい!お世話になりました!
ということで次回、勇者の仲間vs並行世界の勇者!
俺はいつ出るんだ!!」
イズミ「未定よ!」
ルド「うそだぁぁぁ!!!」




