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終劇はゆっくりと-4 魔王 vs 異世界の冒険者達と仲間

魔王アレンに力は絶大だったーーー


今まで戦ってきた魔王軍幹部とは圧倒的な差を感じるほどの実力の持ち主だった。


剣技ではショウタとケンタを二人しても手玉に取り、アミの矢も防がれ。ミノルの魔法は通らないでいた。


アデルはそんな戦況を見ながら痛む体に鞭を打ち持っている分のポーションやエリクシールを飲めるだけ飲んで魔力を戻そうとしていたーーー


さっき出した、極大魔法の消費魔力は絶大でエリクシールがなければ多分意識を失っていたくらいのものだった....


「もう一発...あいつにこれだけはぶち込まないと寝てられないわ....」


アデルはそう呟き人類最大の威力を誇る召喚魔術サラマンドラの詠唱を始めたーーー


詠唱を続ける中で、ある男性の声が聴こて彼の手がそっと肩に触れて抱き上げられた気がした。


『俺たちの幸せを奪ったーーそれを思い知らせてやろうぜ。アデル』


「ええ。ラルフそうよねーーだから少しだけ力を貸して....」


アデルはそう呟くと魔法陣を展開させたーーー


ケンタが魔王の攻撃で吹き飛ばされて、アミもミノルもなすすべなく魔法によって同じく吹き飛ばされていた。


残るは肩で息をする魔剣を構えるショウタとリルだけになっていたーーー


「強い...でも、絶望的じゃないーーー

俺は英雄になりたいと思ってこの世界で戦い続けた....その男を超えるまでは倒れるわけにはいかない!」


ショウタはそう言って剣を構え直して、横にいるリルが回復魔法をショウタにかけた後気絶するように倒れ込んだーーー


「ミラもリルも...ミラが好きだったユウキっていう同郷の仲間の気持ち受け取った!俺が負けるわけにはいかねぇぇ」


魔王アレンはそう吠えるショウタを見てため息をついてこう言った。


「異世界のからの転生勇者。神のスキル持ちの勇者....そのトップを走るアマミヤ・ショウタか....厄介なのになったな、数々の試練を乗り越えてS級に上り詰めた...しかしその実力はこれには及ばない」


アレンはそう言うと白い魔法陣が足元で展開されて、背中からは煌びやかな光でできた翼が現れた。


そして、先程とは段違いの速度で剣を構えてショウタに突っ込んで行った。


ショウタはそれを迎え撃ったが....ショウタの持つ魔剣が折れて消失していくのが目に見えたーーー

驚くショウタはさっきよりも素早く重たい一撃をくらい吹き飛ばされて地面に叩きつけられた。


気を失いそうになるショウタは魔王に手を伸ばして抵抗しようとしたが....


「俺には覚悟があるーー全てを賭けて俺は、この世界を救うために邪魔をするお前らを殺す」


魔王のその言葉を聞くなりショウタはパタンと気を失ったーーー


「ごめんねショウタ。毎回弾除けばかりさせて....我が前に仇なす敵をその業火で焼き尽くせ!!


ーー魔王!私はお前を倒す。アルフを誑かしたこと、私たちの幸せを奪ったこと後悔しなさい!ーーー


契約者の名の下に命ずる出よサラマンドラ!!」


アデルの召喚魔術によって、白い炎と共に白色のオオトカゲが現れて魔王に向かって突進していくのが見えた。

そのトカゲの背には騎士の姿のような影が乗っていいた。


魔王アレンはそのトカゲの突進をモロに受けて吹き飛んで行ったーー


アデルはそれを見て魔力切れになって、崩れるようにその場に倒れ込んで意識を失った。


アレンは地面に叩きつけられ、痛みを感じながらもゆっくりと起き上がり炎のトカゲと影の騎士を見てため息を吐いてこう言った。


「恨みを買いすぎたかもしれないな。だが、その動機だと俺は倒せない」


ゆっくりと消えていくアデルの召喚獣を見ながら、自分が誘い使徒にしたアデルの愛した人ラルフのことを思い出していた。


「奴は、アデルのために戦ったのか....最後まで憎めない奴だなーーーラルフ。お前の攻撃は効いた...でも、お前じゃあ倒すことはできない」


アレンはそう呟くと身体についた砂埃を払って大きく息を吸って呼吸を整えて、戦闘不能になった冒険者達を見て彼らは聞いてるかわからないが伝えたいことを口にした。


「今、俺を倒せるのは、お前らじゃないみたいだなーーー


俺を倒してくれるのは....俺の意志を継ぐ者でないといけない。この世界を救おうと思う者ーー


あの男なら俺の夢は奴らが叶えてくるーーー

俺が望んだのは差別のない世界...亜人も異民族も関係ない世界。


でもその世界もいずれ崩壊すると思う。


この世界に一時的な平和が来るかもしれない、だがそれはそれだけだ。そしてまた、平和じゃない日々が来る。


俺はこの世界の負に感情を受け止めてこのステージから降りる。


それが魔王としての役目...

それを果たした先に俺の夢は叶う。多くの犠牲を伴ったこの茶番も終わりなんだ」


アレンはそう言って天を見上げてそうい言って、次の来たパーティを見てため息をついたーーー


赤い焔と書かれ掲げた旗を持つ部隊を率いる。

鎧に身を包んだ東方世界からやってきた将校....


パッと見れば彼はこの世界の住人だ。

武官として貴族としての風貌はそのもの....

だが彼は異世界の勇者の一人ーーー

そしてこの世界のことを好いて住人として生きることを選んだ大焔帝国の武官にして西域の地方領主。


「さて、魔王アレン。俺の仲間をずいぶん可愛がってくれたみたいだな」


タカノはそう言うと背中に背負っていた大太刀を抜いて構えて部下と仲間に指示を送った。


「アルス、エミリ、シン、サポートを頼む。他は周囲にいるオーク共の排除と冒険者達の救護!」


それを聞くなり、アルスも剣を構えてニコッと笑みを浮かべてこう言った。


「了解です。タカノさん!」


アルスはそう言ったあと、シンがどこか誇った表情を見せて剣を抜き魔王に剣先を向けてこう言った。


「魔王アレン!この方をどあなたと心得る!」


それを聞いたタカノがシンの身体をどかせてこう言ったーーー

どこかシンは悔しそうな顔をしたがタカノが自らで名乗りをあげた。


「大焔の皇帝が家臣。義禁大尉....そして、ラシュトスタンを統べる王であるタカノ・ウル・ラシュトである!

皇帝陛下の命によりお前を討つーーー」


タカノはそういうとアレンはどこかホッとした顔をしてこう言った。


「名乗りか...俺も元は騎士の端くれ。名乗らせてもらうか...

フォルグ族の族長!世界を統べる魔王であるアレン。ラシュト王いざ尋常に勝負!!」


それを聞いて1番目に飛び込んで行ったのはアルスの方だったーーー


「もぉ!タカノさん!俺の出番!!取らないでくださいよ!!」


アルスはそう言いながら魔王に剣をぶつけた、アレンはそれを受け流したがアルスはすぐに二撃目の斬撃を繰り出していた。


アレンの表情が一瞬、眉を顰めた。そして、アルスの剣撃を件ですが受けて一歩下がってこう言った。


「なるほどな...ただの小童ではないようだな。アマミヤ・ショウタとも相違ない実力者になったってことだな!アルス!


だが、俺は最後まで抗う...命をかけてでも達成すべき夢がある」


アレンはそう言って真っ向からアルスに刃を向けて距離を戻して斬撃を送った。アルスはそれをいなしてアレンを斬りつけた。


アルスに斬撃は魔王の肩口から脇腹を通り抜けたーー

血は出ないが確実に剣先が魔王の体が入ってい。


タカノとシンは驚いたが、間髪入れずにエミリが得意の雷魔法であるサンダーブレードを放った。それも魔王に直撃して魔王は吹き飛んでいき地面に倒れたのが見えたーー


アレンは驚いた表情をしながらも、ダメージからから身体を震わせながら剣を支えにしながらゆっくりと立ち上がったーーー


「アルス、エミリ....お前らの動機は真っ当みたいだなーーお前ら二人はこの世界の真の勇者というわけか...」

ミミ「タカノ様と魔王との戦いが始まったんですわね」


シュリム「魔王...手強そうですね」


ミミ「でも、大丈夫わよ。でも、魔王にも何か思うところがあるようですわね。


ま、悪なんてこの世に中にはなかなかないものだって聞いてますし、彼らにも彼らなりの正義があるはずですわ。


少なからず、私のような半獣人族から見れば....」


シュリム「ボクにはあまり難しいことは分からないんですが、奥様の言った通りだと思います。魔王にも何か思うところがあると思います」


ミミ「でも、魔王には悪いですけど....私達のためにもタカノ様たちに討たれて欲しいですわ....

で、シュリム?告知をよろしくて?」


シュリム「あ!はい。次回、魔王の役目、アレンの夢。乞うご期待!」

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