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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
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ブラックコーヒーを飲みながら








いつもの様に

夢の世界を彷徨う事も無く


何度と無く 守護霊に揺り起こされる事も無く

夢を観た記憶も 何も無い状態で



私を眠りの世界から

現実へと連れ戻してくれた



早朝から鳴く

鳥のさえずりに 眼を覚まして

まだ寝ていたいと言う 気分も無く


疲れたという感覚も無く

清々しい気持ちで 起きる事が出来た



寝起きにコーヒーが飲みたいと想い


ストライプブルーのハーフパンツと

ハワイ系のメッシュの白いTシャツの寝間着のまま


私は外の世界への扉を開けた





ポケットには僅かな小銭を


そして いつもの様に

空を見上げ 歩く時のBGMは

この世界に響く 環境音や風の音

または鳥のさえずりである




そして青い色の自販機に辿り着き

ポケットから小銭を左手に持ち

投入口に 飲みたいコーヒーの値段を

支払った



おはようございます とも話すことの無い

いつもの自販機から

某コーヒーショップのロング缶が落ちて来た


某コンビニチェーンでは置いていない

私のお気に入りの1本でも有る



その1本を手に取り

来た道を戻り


また1人の部屋へと戻って行く







そして私は 煙草に火を付け

先程 手に取った ロング缶のコーヒーを

1口 口に含んだ




気がつけば 半分にまで減ってしまったが


私は今 網戸を明け

プロペラの回る部屋で

派手な色のソファーに腰を掛け





昨日までの日々と

それに纏わる色々と起きた現象や

スピリチュアル



私に寄って来る様々な種類の動物達を

思い出している






身体全体を


赤い羽に覆われた鳥


青い羽根に覆われた鳥


その2匹の鳥が飛ぶ 南国の中で


目を前を飛び去り

また戻って来ては

飛び去りを繰り返す



何処かで見掛けた覚えの有る

赤い羽に覆われた鳥が飛ぶ姿に観蕩れていると



飛ぶ為に 大きく拡げた羽根に

避け切れずに 私は当たってしまった



飛ぶ鳥の姿が なんとも美しく

鮮やかで 派手な色の外見に見蕩れていた



その後 私を待っている赤い鳥に

こんにちわ と声を掛けた


すると 鳥の声で 私に返事をしてくれた



写真を取るから と声を掛ければ

止まっている木々から

嘴と足を使い ゆっくりと降りてくる


赤い鳥の良いショットを

1枚カメラに収める事が出来たのである





池を泳ぐ白鳥に

自分の手から餌を与えたが


最近 スピリチュアルに

ハマっているせいなのか

動物を観ると 色々と試してみたくなる



自然の中に生きる動物と良く眼が合うが


全く知らない大型犬が

何処からかやって来て

仕事に行く前の私の車に乗ってきたり




玄関先の自家用の隣に

まだ陽が昇らぬ頃に

タイヤに もたれかかったったように

寝そべる黒い猫を見付けたり


擦り寄ってくる様々な動物達


そんなリアルな体験を


ゆっくりと過ごす 僅かな時の中で

ブラックコーヒーを飲みながら思い出していた




また空からは雨が降り始め


夏と思える空をまだ観て居ないのに

夏も中盤を迎えようとしている



夕方に降る 夕立は

濡れていたい程 美しく

懐かしい気持ちにさせてくれるのに




何故か 朝に降る 雨は

心を悩ませるのだろうか



蛙の雨乞いの唄を聴いた

仕事に向かう車の中で

動物には自然が判る 感性があり


人間はその感性から天気を読み取り



今 憂鬱な気分になっている所を


1羽の鳥が 私の部屋の

開けている窓の所に着て


元気を出せ 元気を出せ と

声を掛けに来てくれたので


この1話は ここで閉じようと想う



薄暗く 白く雲に覆われた空の下


鳥を追いかけて 少し出掛けようか





































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