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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
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ずぶ濡れの日







台風が直ぐそこまで来ている事を知らず

相変わらず天気予報も観ずに過ごしていた


気になったのは台風が現在何処にいるのか



その情報をネットで観たのは


既に関西に着ていると話す

人達から聞こえた声であった



だが私には 台風の日よりも

台風が去った次の日の方が

悲惨な状況に陥ったのである


台風が今現在どの辺に居て

そんな情報もスマホでは

まともに観れた試しはなかった


普段テレビを観る暇もなかなか無い私は

天気予報の台風の図面だけは観たかったので

テレビでもスマホでも

図面を観たのは直ぐそこにまで

着ている状態である


台風の日は

大して何もなかったように感じたが

台風がさった次の日

降っては止み 降っては止みを繰り返す雨も


昼も1時当たりには

数時間降り続くゲリラ豪雨になっていた


被っているヘルメットの下は

いつもの様に作業服で行動し

少しずつ濡れていた作業服も


次第に乾くのに時間がかかりそうな程濡れ始め

気が付くと靴の中までも 水が溜まり

作業服の上着は背中までビッショリとベタつき


履いているズボンでさえ

肌が透け 脱ぐのがこんなんな程

ビッショリと濡れているのである



台風がさった次の日は

大体が晴れることが多く

美しい景色を見る事が良くあった筈だが


台風が去って以降

天気予報を気にする事が無く

着替えも持たずに その日は

早めの家路に着けたのが幸いである


台風がまだ関西にあった頃は

着替えも二重にした袋の中に入れていたが

特に作業服が濡れることも無かったので

着替えずに 指定Tシャツの上に

長袖を羽織る程度で収まったのである



雨に多少 濡れた日の帰宅は夜も10時を越え

相変わらず何も出来ずにいた


何時もの掲示板に

怒りに任せ 愚痴を描けば

何故か いつも帰宅の途に着くことが出来る


描いたその日に帰宅する事もあれば

その日は無理でも 次の日

次の日が無理なら と 夏は忙しく

2日と帰宅出来るのは珍しく

たまに これは先祖や関係した者の霊に

観守られているからなのか

そう想う時もあるが


今回の何もなく過ぎた台風も

突然の帰宅の途も

偶然ではなかろうか


そう思わないと 掴んだ運が

また 逃げてしまいそうな気がするのである









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