幻影の翼
その有り得ない物とは
第二次世界大戦とも
大東亜戦争とも言われた時代に
この頭上に有る空と
同じ空を飛んでいた
日本がまだ
大日本帝国と呼ばれていた時代の
日本の空を飛ぶ戦闘機である
私の運転する車のサイドシート側の窓から
左斜めに傾く様にも観え
戦闘機を操縦する人の姿は確認出来なかったが
戦闘機を操縦する人が乗り込む場所に有る
周りをガラスで覆われた搭乗口は確認できた
普通 飛行機という物は 民家が有る所では
高度を上げて飛ばなければならないはずだが
私から観た感じでは 10階建てマンションよりも
低い位置にあり それ以下だった様にも想う
普段 見掛ける その辺りを飛ぶ
ヘリコプターでも
セスナにしても
その機体に描かれた色やマークは
一瞬の視界の先にでも
確認する事が可能な筈なのだが
私は 何故か
記憶のはっきりする
現在の地に住むようになった
小学1年生の頃より
日本陸軍や
空を飛ぶ零戦が好きであるが
零戦は海軍の戦闘機であり
陸軍の戦闘機は 隼であったが
まだ私が 豊富秀吉の本を手にするまでは
漫画調に描かれた戦争関係の本を親に買ってもらい
毎日の様に 読んでは
ノートに 戦車や飛行機の絵を描いていた
学校の勉強なんかは其方退けの
小学生低学年時代である
現在はネットでも手に入る便利で哀しい時代
観たいものは 手には取れないが
閲覧可能である
その情報より 私の一瞬の間に観た
戦闘機は 何で有ったのか
同じ様な体験をした人物は居ないかと
検索の言葉にスピリチュアルを足しても
それと似たような物を観た人物は
2名しか見付ける事が出来なかった
海軍の戦闘機
零戦の色はグリーンで
陸軍の戦闘機の色は同じく
グリーンでは有るが
私が靖国神社での体験から
知覧へと 宮崎の親戚の家から
知覧に一人旅して来るわ と
夕方に 親戚の家を後にした
あの日に暗闇の中で確認した
映画の為に再現された
隼が 原寸大のサイズで有るのかは
私は知らないが
靖国の遊就館や
広島の大和ミュージアムにも有る
零戦よりも小さかったように
その時観た 隼を想い出すが
今日の夕方 5時に切り替わる頃に観た
その戦闘機は 隼であると確信したが
何故か 不思議な事に
その戦闘機
隼に塗られたグリーンは確認出来ず
代わりに観た色は 全体に塗られたグレーである
操縦する人の姿も無く
音もない その姿に
この空を飛ぶ飛行機の航路を示す
フライト24という存在を
台風が来るまでの晴れた空を観上げながら
その存在を知った
そのフライト24にも
飛ぶ隼の航路は無く
民家やマンションが建ち並ぶ
1本の新しい道沿いに建つ
私の住むその地域では
大東亜戦争時代に
米軍に追われた 戦闘機の話もあるが
それが隼なのか
調べる必要も有るが
靖国の 能楽堂の裏を通り
遊就館まで近道をしたせいなのか
あの日 知覧まで
ずっと私と行動を共にした
茶色の上下の軍服を着た
乗組員が操縦していた隼が
最後の姿を私に魅せに来ていたのか
検索しても見当たらず
ネットにも描いていない体験を
執筆する訳にも行かず
色々と調べ 悩んだ挙句
漸く 執筆の指が その1日を描いていた
先週から 夏の夜空に
色々な未確認を見付けては
あれは飛行機だな
あれは? 戦闘機か?
それともUFOか
フライト24を知ったのも
きっかけがあった
そんな幻影の翼は
いったい何処に向かうのか
次元の狭間を目指し 消えていくのか
それともまたいつかの乗組員を連れて
私に会いに来るのか
たまたま波長が私と合ったから
私の中に入り込んだのか
私の先祖や身内に関係する人物の霊だったのか
それは今も判らずに居る。




