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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
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ほんの短い夏










過酷な本業からの忙しさと

真面な休みの無い 時間の無さ

少しの期間 執筆から遠のいていた


余りにも忙し過ぎた梅雨明け前には

いつの頃から 私の趣味にもなった

手相をネットで見たりする事も


毎朝聴く 鳥のさえずりにも

心を動かされる事も無く

遅い帰宅に 消化されないまま

朝を迎えた


私の心とは裏腹の空の天気

心が晴れている日は 雲一面の空に

心が曇っている日は 眩しい程の陽射し


曇っていた早朝から

一時期 青空が観えていたが

また空には湿気の僅かに残る

空には雲が集まり また雨音が響き出した


本格的な夏には まだまだ早いが

誤報の梅雨明けを過ぎ

夏の空に変わるはずが

梅雨の頃のような湿度の空に


木々には 夏を待ち侘びた蝉が鳴く


僅かな青空の中に鳴く 蝉の声に

振り向く人も少なく

網を持って追いかけるよりも

下を見てゲームに夢中になっている子供や

前を見ないで自転車を漕ぎながら

歩きながらのスマホに夢中の他人が多く


自然に眼を向け 宇宙を観つめる人も少なく

天気の移り変わりも わからない人達を横目に


また蝉が鳴いている

夏を前にして 早朝から元気よく鳴く蝉に

季節を感じながら 田畑が減りつつ

住宅街ばかりが目立つ様になった現代でも


緑だけは 絶やさず 緑ある所には

蝉も鳥も住んでいる


その蝉の一週間に満たない僅かな生命に

蝉は何を残していくのか

本格的な夏を前に 朽ち果てた抜け殻を観て

何も感じる事も無く 人々は行き過ぎる


一夏の蝉の短い一生に

國の為 家族の為にと 散って行った

勇気有る 男達の短い一生と掛け合わせると


描きたかった本来の想いとは掛け離れてしまう


魂の抜けた蝉の様になるまでに

産まれてから

人々は 何を受け継ぎ

そして また次の代へと何を残せるのか


日々変わって行く手相を観ながら

夏の陽射しの中に蝉の声を聴きながら

この短い一生の中に

何を伝え 何かを残して行く事が

私には出来るのだろうか


ただ産まれて来た人で終わっては

受け継いだ ネットの系図からの

先祖からの遺伝も無駄になるであろう


ネットに書かれている様な

スピリチュアルな現象も色々と体験し


太閤殿下の墓に現れた

手の平よりも大きい 黒い蝶も

後々調べると スピリチュアルが関係していたようで


いつかの若い頃に神戸で占って貰った

日毎に変わる手相と現実を重ね

今のままでは 何も変わらない

私も何かを残せて行ければと

いつ頃からか想い始め


現代の社会に併せ

僅かな時間の中に

いつか夢見た 現実が此処にある


蝉の声も 集まった雲の雨音に掻き消され

さほど暑くない部屋で クーラーを付けているが


そんな贅沢も いつかの夏の日のように

夢が現実へと引き戻されるのか

いつ飛んでくるのかわからない現実に

下らないニュースが連日の様に流れ

明日をも知れない現実に眼を背けている


いつかの発射の失敗に

裏で誰かが発射の失敗に

コンピュータで遠隔操作したから

あの現実があるならば


いつか飛ばそうとしている現実に

屈辱を味あわせて 何も起こらず

平和な世界に戻してもらえたら


度々 私に 存在を知らせようとするUFOや

神の使いとされる 黒い蝶に想いを託し


波長と言う 周波数の合わせ方など

現実には無いが 想いを寄せる事により

口に出さずとも 伝わる現実に


この世界を無き物にしようとする現実を

失敗に終わらせるように 脳内から

一度 想いを込めて観ようかとも想っている










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