あの日の太閤殿下への恩返し
前回の続きとなる今回
思い立ったが吉日
数日前からの天候のハズレに恵まれ
相変わらずも雲の多い日であったが
気温が 今以上に暑くならないよう
今日 この日を選び
十年以上前からの
探して居た目的地の場所を知り
想いをやっと叶える事が出来た
目的の場所から
私の住む場所は 車で一時間以上かかる程 遠く
一般道なら信号も多く
料金は掛かるが 高速道路を使うルートを選択した
出来るだけ安くあげようと
ある程度の道は 一般道を使い
指定した道を案内するナビを無視して
ナビには載らなかったルートを辿り
後から知ったのがそこから手前から乗れば
料金は更に掛かったようである
いつの間にか繋がっていた新しい道に
高速道路も追加され
時間を短縮する為に 高速道路に乗り
料金は更に掛かってしまった
支払いは現金であるが
区間区間で 区間名の書かれたカードを受け取り
ナビの指示に従い
目的地の場所に比較的近い場所の降り口で
料金を払い 目的地を目指したのである
ナビの指定するルートの目的地は
その都市の駅からも比較的近くにあり
高速道路で来たのは正解である
ナビの目的地を示す道の通りに進んだ筈が
比較的新しいナビにも騙されたのである
一人旅で訪れた東京へ行った際も
靖国で私について来た 想いを知覧へと
送り届けた時もナビには騙され
今回で何回目になるのか
ナビのルート案内と現実の違いに
何度も騙され 今日に至る
ナビの指定した道を行けば
細い道を通り 表示された目的地は
何故か道路の真ん中であった
思わず 今から行く目的地は
移転したのか?とナビを相手に問いただしたが
ナビは何も言うことも無く
ナビを再確認し
周りの風景や街中を観ながら
もう一度 指定されたルートを通り
二度目にしてやっと
目的地の一つである
豊国神社へと辿り着いたのである
豊国神社の駐車場は この辺りだろうと
ハンドルを切り 神社内の人が
指で指す辺りに 車を停めた
この場所には初めて来た事もあり
何も分からないので
神社内の受け付けみたいな所で
一通り話を聴いた
話によると 神社内の参拝で止めるのは無料で
神社内に車を止めて
何処か違う場所へ行く人は有料であるようだ
話を聞いた場所を後に
石畳の道や 砂利の敷かれた道を歩き
廻りを見渡し 左の方角に
手を洗う場所があったので その場所に立ち寄り
手を洗った
暑い陽射しの中に 冷たい水が気持ち良く
左手に二回 右手に二回と水を掛け
柄杓を直し
また石畳や砂利道を 右手に見える宝物館へと
足を運んだ
薄灯の中に 飾られた貴重な品々を観て
当時に描かれた絵や書状 武将の鎧や
この話のタイトルにもなっている
太閤殿下の有名な絵の実物を観てから
館内の最後の方に
ネットでは 大きく観えた
太閤殿下の奥歯が入った
容器というのか
南蛮渡来の入れ物の実物が小さいのに驚き
意外な程に大きかった 太閤殿下の奥歯に驚き
馬印を確認後
宝物館を後にした
そして 太閤殿下が祀られている本殿へ
手を合わせ 口には出さず
脳内で 祀られている太閤殿下へ
願いを望んだのである
その後 馬印にもなっている
瓢箪の形になっている絵馬を眼の前に
私も 願いを叶えて貰おうと
絵馬に 願い事と 名前を書き
絵馬の隣に置かれている袋に
願い料として五百円と
願い事を描いた絵馬を入れ
奉納箱に入れたのである
ネットの情報では 著名人の書いた
絵馬は額に入れ 飾られているという情報もあるが
私は 一般人である為 他の人と同じ場所へ
絵馬が架けられて居ると思うので
この話を読み
行ってみようと想った人は
私の名前を
見付けるのも楽しみの一つに成ればと想い
絵馬を奉納した意味も一つある
何故 今回 目的地が二つあり
探していた武将の墓地だけでは無く
武将が神として祀られている
豊国神社からのルートを目的地にしたのには
私の執筆を読む人には 不思議に思う事が有ると思う
私は 一人旅で 本来の目的地は後に
関東に住む友人の一人に逢うのが
本来の目的地であったが
まだ友人に逢うのには時間がある為に
友人との電話での会話により
ナビはルートを外れ
目的地を靖国神社へと 一時変更したのである
この靖国神社でのリアル体験と
私の中に一時期居た ある人物を
知覧の神風特別攻撃隊の祈念館へと
送り届ける事が出来たので
その時の体験を元に
今回の二つの目的地の一つである
豊国神社を先に 参拝し
神社から比較的近くにある
豊国廟へとナビのルート案内を設定し
車は 豊国廟を目指し
一時 太閤殿下の魂を預かり
豊国神社を後にするのであった
この先に待ち受ける
想いもしない出来事が
待ち受けている事など
何も知らずに




