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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
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雨に微笑みを





昨夜から降り出した雨も

朝方には小雨へと

変わって行くのであろうと

想っていたのも束の間


先程迄 小雨だったはずの空から

サイドブレーキを引いた途端


激しく 雨が地表へと降り注いだ



少し時間がすぎた頃

一瞬の豪雨の様に感じた空も


様子を伺い 飛び去った翼を濡らし始め

小雨から また強く降り出してゆく


三十分の束の間に

少し乾いた筈の髪の毛も

また強く激しい雨に打たれ

垂れてくる髪を左手で掻き上げた



いつもより早めの帰路へ着こうと

ゆったりめのを性格を急がせた雨も


次第に晴れ間が観え始めたが

フロントガラスの向こうは変わらずの空



サイドミラーに映る 同じ場所の空は雲も無く

青空が晴れ渡っていた



急がせる九時台から

想ったよりも遅くなった出発の十時台

当然 到着も遅くなり



作業は想ったよりも早くに終わり

早めの帰路へと辿り付けそうだと


想っていたのも束の間


変わらずの交通量に

有難うサインも無い輩の割り込みに

何度と無く

赤信号を観た



結局 早く終わっても

遅く終わっても 変わらずの時間に

目的の場所へ辿り着いた


到着した頃は

小雨に変わっていた空も

順番待ちの頃には

軽く激しい雨へと変わり


乾いたはずの服が

また両腕を透かせた


その後 終わりの連絡を受け

家路に着き



変わらずの灰色の空に

唄う事を待ち望んでいた

鳥のさえずりが響き渡ったが

夕方を過ぎても 青空を観せる事は無かった




不思議な事に この二日

執筆を出来る時間が設けられ



今こうして ソファベッドに寝そべりながら

たまに空の変化を伺いつつ

今日の執筆も終わりを迎えるのであった




そして今朝 目の当たりにした

薄黒い人影と


会社の扉を開け入った先の眼の前を

横切った黒い影を


検索したのだが




結果



私に予定よりも早めの死が訪れている

その言葉に頭痛を覚え


次に 先祖からのメッセージ


更に 悪霊からの と何個も

似たような言葉しか見当たらず

どれを信じればいいのか


何時かの同僚の死の直前の声のように

私の耳に届けば 判りやすいのだが


信憑性の薄い情報に


今後も

躍らされるのではなかろうか











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