一際明るく輝く星を観つめて
仕事の疲れとストレスを
引き摺ったまま 休日を迎え
前日から何度と無く
寝て起きてを繰り返していた
休みと言えないその日の晩から
夜勤がある為に 一日中 家に篭っていた
窓開けて 網戸の状態にして
タワー型の冷風機を掛けていても
暑さの為か 何度と無く
寝て起きて繰り返し
夜勤がある為にスマホの目覚ましを
11時にセットしていた
11時になる10分前も やはり暑さの中に
睡魔を邪魔され 起きてしまった
残り僅かな10分でも仮眠をしようと
プロペラが付いている蛍光灯の
灯を消し 瞼を閉じた
暗闇の中に瞼を閉じた後 直ぐに
瞼の裏側で拡がる 色覚の世界
絵の具では表現不可能な
ブルーが両目の裏側に漂い始め
そのブルーの先に広がる
カラーを失いかけた 写真の背景が拡がりを魅せ
たった10分間でも 起きてからは
熟睡出来た感覚があり
眠気もさほど無かった様に感じた
会社に向かい 高速に乗り
週末の前日のせいなのか
意外と交通量も多く
高速では三車線の二車線を塞いでまで
道路工事をして 到着予定よりも
10分も遅く いつもの仕事場へ辿り着いた
積み込みを終え 高速に乗り
この後の配送後の何時もの仕事場へ
間に合うかどうか等 考えず
取り敢えず 今の時間の配送を
無事に終えなければと思っていた
その日はあまり 空を見る余裕も無く
ゆっくりと大型トラックを追い越し
右車線からギリギリで
左車線の私の目の前に入ってくる輩に
もう少し車間開けてから割り込めや
と思いながらも ひたすら高速を東へと走った
ある程度走り 空を見る余裕が出来始め
空を見上げると
眩しい程の丸く美しい満月と
久し振りに 一際明るく輝く星を見ることが出来た
その一際明るく輝く星を見ていると
微妙に 前後左右に揺れている様にも観え
高速を降りてからも見えるその星を
探しながら 配送をこなしていた
数件の配送から次の配送へと向かう迄にも
空を見上げ
一際明るく輝く星が 他の星よりも
低い位置にあり もしかして
唯一高いビルよりも 低い位置にその星は有り
星と思っているが 実は星では無く
未確認飛行物体が こちらを見守っているのでは
そんな錯覚が前後左右に動いている様に
観えた錯覚が引き起こした様である
拓けた大通りを走り 空を見上げると
やはり 地球の中に星がある様にも観えた
夜中の数件の配送から休憩する間も無く
何時もの積み込み先へと向かう
五月から色々とルールや積み込み順番が変わり
仮眠する時間まで奪われたのである
休みも奪われ 仮眠する時間も奪われ
腹立たしい気持ちを抑えつつ
他の会社の人達と挨拶を交わす
自分に戻れる 瞬間でもあり
ホッと胸をなで下ろした
積み込みを終え 配送先に向い
環状線の高架から見た景色に
僅か数分の間に
先程まで はるか上空にあった満月も
朝を迎えるオレンジの背景から
お互い顔を合わすこと無く
月と太陽が入れ替わっていた
沈み行く美しい満月に
鮮やかなオレンジへと変わり
また 暑い1日が始まり
そんな暑い陽射しの中
右腕に太陽の暑さを感じながらも
なんとか仮眠する事が出来たのだが
やはり 暑さからなのか
スマホの目覚ましを合わせていても
何度と無く 寝て起きてを繰り返していた
週末ともなると仕事の量も増え
出発も送れ
時間など気にせずに 作業をこなし
1日を乗り切り
家に帰り いつの間にか寝てしまい
今 こうして 小説風エッセイを
描き終えた所である
所要時間 20分も掛からず
また読んでもらえる喜びを想像しながら
投稿予定時間を22時に合わせた
21時22分の瞬間である
私はこの後 シャワーを浴び
ババロアを求めに
7の売店に行こうと思っている。




