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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
24/111

一際明るく輝く星を観つめて




仕事の疲れとストレスを

引き摺ったまま 休日を迎え

前日から何度と無く

寝て起きてを繰り返していた


休みと言えないその日の晩から

夜勤がある為に 一日中 家に篭っていた


窓開けて 網戸の状態にして

タワー型の冷風機を掛けていても

暑さの為か 何度と無く

寝て起きて繰り返し


夜勤がある為にスマホの目覚ましを

11時にセットしていた

11時になる10分前も やはり暑さの中に

睡魔を邪魔され 起きてしまった


残り僅かな10分でも仮眠をしようと

プロペラが付いている蛍光灯の

灯を消し 瞼を閉じた



暗闇の中に瞼を閉じた後 直ぐに

瞼の裏側で拡がる 色覚の世界


絵の具では表現不可能な

ブルーが両目の裏側に漂い始め


そのブルーの先に広がる

カラーを失いかけた 写真の背景が拡がりを魅せ


たった10分間でも 起きてからは

熟睡出来た感覚があり

眠気もさほど無かった様に感じた


会社に向かい 高速に乗り

週末の前日のせいなのか

意外と交通量も多く

高速では三車線の二車線を塞いでまで

道路工事をして 到着予定よりも

10分も遅く いつもの仕事場へ辿り着いた



積み込みを終え 高速に乗り

この後の配送後の何時もの仕事場へ

間に合うかどうか等 考えず

取り敢えず 今の時間の配送を

無事に終えなければと思っていた



その日はあまり 空を見る余裕も無く

ゆっくりと大型トラックを追い越し


右車線からギリギリで

左車線の私の目の前に入ってくる輩に

もう少し車間開けてから割り込めや


と思いながらも ひたすら高速を東へと走った


ある程度走り 空を見る余裕が出来始め

空を見上げると

眩しい程の丸く美しい満月と

久し振りに 一際明るく輝く星を見ることが出来た


その一際明るく輝く星を見ていると

微妙に 前後左右に揺れている様にも観え


高速を降りてからも見えるその星を

探しながら 配送をこなしていた


数件の配送から次の配送へと向かう迄にも

空を見上げ

一際明るく輝く星が 他の星よりも

低い位置にあり もしかして

唯一高いビルよりも 低い位置にその星は有り


星と思っているが 実は星では無く

未確認飛行物体が こちらを見守っているのでは

そんな錯覚が前後左右に動いている様に

観えた錯覚が引き起こした様である


拓けた大通りを走り 空を見上げると

やはり 地球の中に星がある様にも観えた



夜中の数件の配送から休憩する間も無く

何時もの積み込み先へと向かう


五月から色々とルールや積み込み順番が変わり

仮眠する時間まで奪われたのである


休みも奪われ 仮眠する時間も奪われ

腹立たしい気持ちを抑えつつ



他の会社の人達と挨拶を交わす

自分に戻れる 瞬間でもあり



ホッと胸をなで下ろした


積み込みを終え 配送先に向い

環状線の高架から見た景色に

僅か数分の間に


先程まで はるか上空にあった満月も

朝を迎えるオレンジの背景から

お互い顔を合わすこと無く

月と太陽が入れ替わっていた



沈み行く美しい満月に

鮮やかなオレンジへと変わり

また 暑い1日が始まり


そんな暑い陽射しの中

右腕に太陽の暑さを感じながらも

なんとか仮眠する事が出来たのだが


やはり 暑さからなのか

スマホの目覚ましを合わせていても

何度と無く 寝て起きてを繰り返していた


週末ともなると仕事の量も増え

出発も送れ

時間など気にせずに 作業をこなし

1日を乗り切り

家に帰り いつの間にか寝てしまい




今 こうして 小説風エッセイを

描き終えた所である


所要時間 20分も掛からず

また読んでもらえる喜びを想像しながら

投稿予定時間を22時に合わせた


21時22分の瞬間である

私はこの後 シャワーを浴び

ババロアを求めに

7の売店に行こうと思っている。




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