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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
14/111

蛙が鳴くから帰ろ




昨夜の豪雨は既に去り行き



突き刺すような痛さの

降り注ぐ陽射しは沈み


月が天を目指す

昨夜を湿らせた大地にまた


数百は越えるであろう

蛙の雨乞いの歌声は

地表を濡らした冷たいそよ風に乗り

近くで鳴いている様にも聴こえくる


明日の天気はどうなのか分からないが

また次の1週間は暑い陽射しが

降り注ぐのか

梅雨が直ぐそこまでやって来ているのか

私には判らない


梅雨の雨と夏の暑さを消し去るような

スコールのような夕立ちが私は好きである


夕立ちに濡れた 降り注ぐ雨がまだ綺麗だった頃

今の時代の様に 雲に覆われる事も少なく

青空が多く 気温もさほど暑くもなく

星もまだ 十分観測出来たように想う


時代も変わり 高い建物も増え

地面の路も減り

気温を悪化させるアスファルトが多く感じる


陽射しを照り返すアスファルトと

今年の異常な程の暑さ


夏は 無事に耐えきれるか不安でもある


今の時代 ペットボトルが多いように思うが

私の子供の頃は 瓶のラムネも

飲み口まで ガラスで出来ていたように思う


人口増加 住宅も増え 銭湯が消えていき

忘れ去られそうな瓶の飲料

栓抜きで開けるサイダーや

指で栓を開けたラムネ

当時の飲料の値段も安かった事を思い出す

消費する物にも消費税のない時代


何もかもあの頃に戻れたらいいのに


秋のような肌寒さを感じた 夜であった

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