蛙が鳴くから帰ろ
昨夜の豪雨は既に去り行き
突き刺すような痛さの
降り注ぐ陽射しは沈み
月が天を目指す
昨夜を湿らせた大地にまた
数百は越えるであろう
蛙の雨乞いの歌声は
地表を濡らした冷たいそよ風に乗り
近くで鳴いている様にも聴こえくる
明日の天気はどうなのか分からないが
また次の1週間は暑い陽射しが
降り注ぐのか
梅雨が直ぐそこまでやって来ているのか
私には判らない
梅雨の雨と夏の暑さを消し去るような
スコールのような夕立ちが私は好きである
夕立ちに濡れた 降り注ぐ雨がまだ綺麗だった頃
今の時代の様に 雲に覆われる事も少なく
青空が多く 気温もさほど暑くもなく
星もまだ 十分観測出来たように想う
時代も変わり 高い建物も増え
地面の路も減り
気温を悪化させるアスファルトが多く感じる
陽射しを照り返すアスファルトと
今年の異常な程の暑さ
夏は 無事に耐えきれるか不安でもある
今の時代 ペットボトルが多いように思うが
私の子供の頃は 瓶のラムネも
飲み口まで ガラスで出来ていたように思う
人口増加 住宅も増え 銭湯が消えていき
忘れ去られそうな瓶の飲料
栓抜きで開けるサイダーや
指で栓を開けたラムネ
当時の飲料の値段も安かった事を思い出す
消費する物にも消費税のない時代
何もかもあの頃に戻れたらいいのに
秋のような肌寒さを感じた 夜であった




