紫陽花のうた
窓辺に映る 沈む陽の
ゆっくりと流れる時の中
二年前 この六月の頃に
FMで 3度リクエストを読まれ
曲を掛けてもらったことを思い出した
窓辺に掛けてある小型のradioを
パソコンの前に持ってきた
久しぶりに触るradioに
操作法を思い出しながら周波数を合した
今日は いつもと違うDJに代わっていた
季節の変わり目 区切り区切りで
曲を掛け話すDJも変わるようで
このradioには 海外の放送も聴ける
SWという 項目がある
職場仲間の小説が好きな人との話の中で
radioの話でSWという存在を知った
なかなか電波の届かない自室を
移動すると聴こえてくる海外の放送
radioを外に持ち出すと
もしかしたら海外の放送を拾えるかも知れない
明日にでも試してみようかと少し思い
そう言えば その昔
携帯電話とかスマホとかが無い時代を思い出した
家にある 電話の子機を外に持ち出した事もあった
今の時代のようにインターネットも無く
携帯電話も無い時代 カーナビもなかった時代
何者にも流されず 思うがまま進んでいた
敷かれたレールを外れ
思うように生きた親父はもう居ない
今は どこでどうしているんだろうか
その後を継ぐように 同じ家に住み
ネットを通して レールの元を辿り
遠くの親戚と 友達になった
いいねを繰り返したり
向こうが知らない 先祖の話を交え
私がこうしてここいる経緯も教えた
五月が終わり
六月が始まり
直に訪れる
梅雨の訪れを想わせるこの暑さ
夏の暑さを忘れてしまう毎年の様に
夏を耐え 涼しくも寒い秋が来て
やがて冬が来る
毎年正月休みも 夏休みもない職種の為
radioを聴いていた日常の頃
今は radioよりも趣味のキャンバス
久しぶりに聴いた radioもDJが
時間と共に変わったが
私がまだ17だった頃
知り合ったFMのDJはどうしているだろうか
テレビで姿を見かけたり
radioで声を聴いて
当時を思い出していたあの頃
今年こそは何処かで再会出来ればいいな
見た目は変わってないから
思い出してくれるだろう
そうだ 先ずはネットで繋がればいいんだ
その事が脳裏を過ぎった
明るさの残る 7時過ぎであった




