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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
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亡死の知らせと霊の存在








八月も終わりに近づき

昼間の気温の高さを背負ったまま

空は夜から朝に変わる頃


もこもことした灰色の雲が広範囲に渡り拡がっていた

その灰色の雲からは突然の豪雨が降り始め

規制の掛かったポケットウィフィの電源は入れず

スマホだけで天気予報を調べたが


スマホの天気予報では雨は朝の6時に上がる筈が

その日は朝の8時を越えても雨は降り続いていた


いつものように雨具も持参しない私は

土曜日の雨の中に 長くなった髪毛も

乾かすにはタオルと車内のクーラーだけであった


雨に濡れた髪の毛を

タオルで水滴が落ちない程度まで乾かし

後は車内のクーラーである程度まで風に流し

これがもし 風が通る様に

美容室でカットして貰って無ければ

雨に濡れた髪もなかなか乾かずに

風に髪の毛も揺れる事は無かったであろう



そうこうしてるうちに

朝の仕事の納品先へとたどり着いた

この激しくも降り続く雨の中

セキュリティを解除して自動ドアの鍵を開けて

自動ドアを開けっ放しにしてから

店内の前日までの空気の入れ替えをして

トラックから商品を運び出し納品を開始した


次第に晴れてくると思っていた空は変わらず

雨だけが小雨に変わり

店内の電気も付けずに

暗闇の中を納品しているせいなのか

やけに寒気がする


雨に濡れたせいなのか

けど肌寒い寒気とは違う何かが

私の近くに居るようで

武者震いというのか また違った寒さが

私を襲った


その店内ではバーンと音が響いたり

掛けてある冷蔵のカーテンが勝手に開いたりと

過去にも何度かあったが


いつからか見える様になった

シャドーマンの頃は さほど

その寒気も今程 多くは無く

只の暗闇のせいか 良からぬ事を想像していた為に

そう感じていたのではないか

と その時は思っていた



つい数日前の先週の事

同じ現場に納品する仕事仲間から

その店内にての様子を話に聞いて

真偽を確かめる為にスマホで検索をすると


大島てる 事故物件サイトにて

その話に聞いていた情報が見つかり

その現場の詳細が 私の脳内の何処かで

まだ調べ足りない もっと詳細をと

調べたが深くは見付からず 数日を過ぎて

つい昨日の朝方にその現場にて

雨の中を納品を開始し


また違った寒気に負けないように

こちらも手でバーンと音を立てたり

咳払いをしてなんとかその場をやり過ごしていたが

今日の朝もまたその現場に行かなければならず


普段は霊を見る事があっても

自身に関係する人物の霊が 亡くなる前に

当時の姿で会いに来たり

耳元に声で別れの挨拶にきたり

線香の匂いをさせて 亡死の知らせを

私に届けたりと

ネットにも書いてある様な現象を

リアルに体感する身体になってしまったようで


とくに上に描いた内容の時は

怖いとか恐怖心は全く無く

出来るなら会話がしたいと想う程度あるが


今回の店内の霊は

友人の話に 地縛霊という存在じゃないのか

と言う事を知った


確かにその場所を例のサイトで調べると

今から数年前に マンションから飛び降りが有り

店内の裏手当たりに

飛び降りた人の遺体があったそうで


その地縛霊という存在も

まだ成仏することも無く彷徨っているんだな

来る者の近くに 存在を報せに来ているんだなと

納品の中に 違う寒気を感じながら

その日の午前の納品を無事に終えた


この情報を知らずにいた時は

何も気にする事は無かったのだが


勝手に身体が反応してしまい

見えない存在に

寒気を感じているだけなのかも知れないが

過去から現代まで 書かれている様な

体験も色々と体感したが

宇宙人のように あまり存在も

信憑性もなく 信じられる事が少なく

この手の話は まだ存在も認められず


体験した人物がこうして話にする他 無く

こうして時代から時代へと語り継がれ

現代に置いても まだ存在も

人の死後についても

漸く現代にて 少しずつ解明されてはいるが

夏の風物詩の様なものではなく


1年を通して 存在する人間のように

霊もまた 成仏すること無く

1年を超えても 浮遊し成仏すること無く

存在する地縛霊のように

現代にて彷徨っているのではなかろうか



日付が変わり

時間も夜中1時40分を越えた 当たりから

私は眠りの世界へと 突き進み

僅か10分の後に現実の世界へと帰ってきた


現実の世界と全く同じ 目の前の状況に

どっちが現実の世界なのか

把握出来ずにそのまま何度か眠りの世界と

現実の世界を彷徨っていた



漸く夢の中にいると気づいたのは

現実の世界とは違う景色と

引っ越して行った 懐かしい双子の友人の姿を

夢の中で見た時に その世界にずっと入れたらと

思っては 見たももの 目覚ましがなり

私は 現実の世界へと戻って来たのはいいが


どう霊の存在する 一瞬の時をやり過ごそうかと

今も考えている

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