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話の流れは大体主人公で決まる。  作者: 櫻井 千桜
7章 話の甘い雰囲気は大体場所で決まる。
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67. 話の無茶ぶりは大体主人公で決まる。

久々投稿になります。今回は、遂に久々登場する者と物が出ます!それでは、どうぞ!


「メイ、魔王退治にでも行かないかい?」


爽やかな笑みを浮かべ、美しい紺碧の髪をサラサラと靡かせたギルマスは、「今から、ちょっとそこまで買い物にでも行かないか?」みたいな軽いノリで、私を魔王討伐へと誘ってきた。それに周りはざわめくも、私の心は対称的に冷めていた。


「何ふざけたこと言ってるんですか?この世界に魔王なんて...」


「せ、聖剣を抜きに行く、ということですか!?」


受付のお姉さんの驚いた声に、周りの音が更に増していく。聖剣?そんなゲームみたいな話があるのか?


「そ、聖剣だよ。メイは異世界からの転移者。だったら、聖剣を抜く権利はあるはずさ。...というわけで、聖剣貰いに行こうさぁ行こう今すぐ行こう!」


「...百歩譲って私が聖剣を貰いに行くとして、そこに何でギルマスが一緒に来るんですか?」


「場所分からないだろう?」


「いや、地図貰えたら行けますから。ギルマスは仕事山積みでしょう?仕事優先してください。」


「いやいや、地図無くても俺が地図になるよ。それに、仕事ならもう大体終わっているよ。何なら今から確認するかい?」


「私が欲しいのはギルマスのナビゲーションではなくて紙媒体の地図なんですけど。仕事終わってるなら、次の仕事してくださいよ。それか、依頼を受けるなり何なりしてください。」


「...それより、何で俺のこと避けるようなこと言うんだい?そんなに俺のこと嫌いなの?」


「嫌いですよ。」


「ひどーーい!」と言ってはぶてだしたギルマスを他所に、ギルマスの後ろに居た久々登場の、名をカルロス・ウォッカチオという薄紫色の髪の男に詳しい説明を求めた。サミュエル・ランドンという名前の、以前私vsギルマスの時審判をしていた男もいたようで、二人が話をしてくれた。


「実は、魔王事態には悪意は全く持ってないんですよ。しかし、彼の重臣達の中には反対勢力が多く、魔王交代も噂されてます。そのため...」


「魔王ではなく、討つべきは反魔王勢力。」


私の一言に、周りは再び静寂に包まれる。そして、目の前の三人組は同時に頷いた。


「魔王以外にも聖剣は通用するんですか?」


「〝聖剣オラシオン”。異世界からの使者である初代勇者の愛刀にして、史上最強の剣。その一振りで数多の敵を葬り去り、血に汚れぬ白銀の刃は正義の象徴とされている。苦しむ仲間に生気を与え、共に悪を打ち砕く力を授けるともいわれている。しかし、初代勇者は魔王撃破後は隠遁生活をしてその生涯を閉じたため、その聖剣は、彼が生活していた場所にぶっ刺されている。それを抜くこと叶うのは、代々異世界から来た人間のみである。だから、異世界からの使者=勇者って式が成り立っているんだそうだよ。」


サミュエルは静かに言った。聖剣の名前、オラシオンっていうのか。綺麗な名前だな。そんな凄い剣を私なんかが持ってもいいのだろうか?


「...緊張しているね?大丈夫だよ、俺が傍にいる。...あ~、いや、≪俺達が居る≫。」


言い切ったと思ったら、後ろの二人から漂う鬼気迫るオーラに耐え切れず、苦い顔で終わりを結ぶギルマス。...ちょっとダサいけれど、元気出た。



「ありがとうございます。...でも...















聖剣は私一人で貰ってきます。」






以前の説明をキャラクターに任せてみました。そして、久々登場の聖剣オラシオン!これから、彼女の聖剣物語が始まります。お楽しみに!


そして、またまたありがたいことに、ブクマ件数が2件増え、計50件となりました!ありがとうございます!凄く嬉しいです。これからも投稿を続けますので、応援よろしくお願い致します。

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