64. 話の撃退方法は大体主人公で決まる。
新年二回目の投稿です!お久しぶりです。
それでは、前回の続きからどうぞ!
「メイさん、お帰りなさい。無事、依頼達成ですね。おめでとうございます。」
エクストドラゴンの長を倒し、見事≪鉄鋼の印≫を手に入れた私は、取り敢えず他のドラゴン達を放置してギルド≪loudness≫へと戻っていた。入団試験の時にお世話になった受付のお姉さんにも、何時の間にかメイさん呼びが定着していて多少驚きはしたが、ひとまず依頼達成は純粋に嬉しい。お金もガッポリ稼げたはずだ。この世界の金銭感覚が如何様のものかは分かっていないが。
「じゃあ、何か買おうかな?このあたりで何か美味しいものを売っているお店とかあるかな?」
私がそのまま受付のお姉さんにオススメの店を聞く。しかし、お姉さんの顔は営業スマイルを張り付けたまま、変わることはない。どうした?
「あのぉ、すみません?どうしたんですか?」
「あ、ごめんなさい。余りにも調子に乗った発言をなされたので、つい...。」
テヘペロも同然な顔して容赦ない一言をお見舞いされた。解せぬ。
「どういうことですか?私の稼ぎでは店で昼食すら摂れないと?」
「端的に言うとそうですね。」
急に真顔でそんな爆弾発言しないで頂きたい。
「確かに、依頼報酬額としては、この国一の高級レストランにて、全品を頼んでもお釣りが有り余る位の稼ぎでした。しかし...」
そこで言葉を止めてしまう受付のお姉さん。含みありすぎでドンドン不安になってくる。
「...メイさんが以前、入団時に使用した武器は、ギルドに入ったばかりの新人が選ぶ武器たち。一つであれば無料で配給できる代物ですが、貴女はそれをふ・た・つ、使い物にならなくしてしまった。それに飽き足らず、一日貸し切りにできたことが奇跡中の軌跡に等しい王族御用達の競技場に大剣を突き刺す等...。本来ならメイさんの首がいくつ吹っ飛んでも足りない愚行ですよ?多額の借金でチャラになるんです。文句を言わないで下さいね?」
...お忘れの方のために、もう一度思い出してみよう。
~回想~
第59話より
頬に当てていた剣を左に払う。ヒュンという音と共に、何かがひび割れる音も聞こえた。音のした方に目を向けると、嫌な予感は的中していることを知った。片手剣の丁度中心から大きなひび割れていたのだ。そこから剣のカケラがハラハラと零れ落ちる。もしかしなくても、もう一撃喰らった瞬間に、パッキリと折れてしまうだろう。
第60話より
しっかりと立てるようになったら、今度は剣を地面から抜き、逆手に握り直す。両目は閉じているが、エドガーが驚く気配を感じる。攻撃を仕掛ける様子は感じられない。私は壁との正確な距離を、先ほどの激突で読み取っていた。壁の破片が飛び散るとか、器物破損だとか、そんなことは一切考えず、壁に全力で大剣を突き刺した。しっかりと動かなくなるまで刺した後、ゆっくりと目を開く。
~回想終了~
...ソンナノアリデスカ?
サツキちゃんまさかの借金持ちになっちゃいましたね。これからどうなるのでしょうか?これからの展開は、次回のお楽しみです!
今年もTwitter、コメント、ブクマありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。




