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話の流れは大体主人公で決まる。  作者: 櫻井 千桜
4章 物語の場所移動は大体場所で決まる。
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34/69

34. 話における推理は大体主人公で決まる。

前回から引き続き、シリアスモード回です。しかし、この話、あまりシリアスにしたくないのが作者の本音です。楽しくまったりした、チョット面白いものにしたいので、シリアスを早々にクラッシャーさせていただきます(笑)。

それでは、どうぞ!


「...これ、セルさんやクリと、同じ気配を感じる。」


いきなりシリアスモード全開だが、グランのこの発言には、かなり驚かされてしまった。


「...と、いうことは、聖剣は私達と同じ、『異世界からの転移者』によって持ち去られた、と考えてよろしいのでしょうか?」


セバスチャンさんも、表情硬めのまま言う。


確かにそうだ。俺やセバスチャンさんと同じ気配ってことは、つまりこの世界の住人ではない、ということになる。必然的に、俺達と同じ境遇の奴の仕業と捉えて問題は無いだろう。だが、ここで俺はあることに気付いたのだ。


「なぁ、勇者召喚が禁止されたのに、こんな簡単にホイホイと異世界から人をコッチに送り込めるもんなのか?」


そうなのだ。俺がコッチに来た時も、グランやギルは驚いていた。あり得ないとも言っていた。それなのに、聖剣を持ち去ったのが俺やセバスチャンさんと同種の人間の成したことであったなら、勇者召喚が禁止された後で、俺の他に少なくとも一人はコッチに送り込まれている、と考えるのが妥当だと言える。


 俺の発言にハッとしたセバスチャンさんとグランは、目を見開いたまま俺を凝視してきた。俺は、何かマズイことでも言ってしまったのではないかとヒヤヒヤしたが、そういう訳でもないようだ。



「もし、もしもですが、この所業がセルバート様のような勇者様であった場合、いくら戦闘狂のグランさんでも歯が立たないのではないでしょうか?そして、もし、そのお方が、この世界の勇者や魔王事情に不満を抱いていた場合、新しい魔王としてこの世界に牙を剝く、とも考えられますよね。」


久し振りのジュリアの言葉に、前から静かだったこの場が、よりシンとしたものになってしまった。ジュリアの恐ろしい考えに、俺もゾッとしてしまう。グランが勝てない相手、もしそんな奴が敵となって俺達の前に姿を現した時、スライムにも負けてしまう俺や、もう剣すら握れなくなったセバスチャンさん、いくら弓の名手でも接近戦になったら手も足も出ないジュリアでは、太刀打ちできない。多分王都にも腕利きの冒険者とか、それこそ、セバスチャンさんみたいに元勇者さんが何処かで隠居してたりするのかも知れないけど、聖剣持ち勇者が相手では、勝算は限りなく低いだろうよ。どうする!?また此処でも俺の人生very hardなもんになってんぞ!?






「...まぁ、取り敢えず、考えても仕方ないことは一先ず脇に置いておいて、飯にしようぜ?俺、今腹減って何も考えられないんだわ、悪いな。」




 この場に相応しいとは到底思えないグランのマイペース加減に、かなり乾いてはいるが、笑いが起こったのは、良かったのか悪かったのか。だが、俺は思ったよ。





俺の人生、シリアスモードとか向いてないわ。いや、割と本気でそう思ったよ。


グランさんにシリアスクラッシャーを頼みました(笑)。流石ですね、乾いた笑いを頂けましたよ。次回、リチ君達は更なる探索を行うことになる...?お楽しみに!


そして、ブクマ件数+2件され、計27件です!更に、感想もいただきました!ありがとうございます!感想書いて下さった方には、必ず返事を致します。そして、Twitterのフォロー&リツイート&いいねも日に日に増え、とても嬉しく思っております!この場をお借りして、お礼申し上げます。これからも、作品作者共々、よろしくお願いします!

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