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話の流れは大体主人公で決まる。  作者: 櫻井 千桜
3章 物語の王道的展開は大体場所で決まる。
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22/69

22. 話の意外性は大体主人公で決まる。

日を開けずに投稿できたこと、嬉しく思います。これからも随時頑張っていきたいと思います!

さて、今回は来訪者がまた新たに増えそうですね。どうなることやら...。それでは、どうぞ!


「フラン殿下!?こちらにおいででしたか!!」


噂をすれば何とやら、グランその人のお出ましだ。本日2度目になる、勢いのあるドアの開閉に若干慣れつつある俺と、元から大して驚いていない様子の王子様が、肩で息をするグランをほぼ無表情で見つめる。成る程、この王子の名前はフランというのか。ってか、ぜぇぜぇ言ってるってことは、相当焦ってたか、遠くから慌てて来たってとこかな?ご苦労様です。



「おー、お前がグランか。初めて会うが、中々...勇者のような風格をしているではないか。いやぁ、一兵士としておくには惜しい男だ。流石、初代勇者の子孫。」


グランをじっくりと見つめたかと思ったら、組んでいた腕を解き、腰に手を置いたフラン王子。グランのことをかなり気に入ったようだ。だが、当の本人は顔を歪め、迷惑そう。...おいお前、そこで面倒臭がり発揮すんなよ。



「初代勇者の子孫だから何なのです?彼と俺は関係ないでしょう?...それに、俺よりも彼に似ている奴を、俺は知っています。」


そう言うとグランは俺を見てきた。...何だよ、俺の顔に何か付いてんのか?





「...ほぉ、それは実に興味深い発言だな。俺も実は初代勇者の顔を詳しくは知らんのでな。何か顔が特定できるような物をお前は持っているのか?」


今度は初代勇者のことに興味を示したフラン王子。忙しい人だなぁ...。

それにしても、何だかよく分からんが、俺を置いて話はドンドン進んでいく。気に食わん。



「因みに、その人の名前って何ていうんだ?俺みたいな感じの名前だと面白いな...。日本人とか?」


俺は無理やり話しに割り込むことにした。グランと王子は俺の顔を見つめ、キョトンとした。俺が無知だということ、忘れてないだろうな?.....グランが思いっきり顔を背けたあたり、忘れていたようだな。


「初代勇者の名前は確か『セーコー・ユーキ』だったと記憶しているが?」


「はい、正確には『セイコウ・ユウキ』です。しかし、こちらに来るにあたり、名を改めたと聞いております。本名は『キヨタカ・ユウキ』。」


キヨタカ・ユウキ?やっぱ日本人っぽい名前だな...。だが、ちょっと待ってくれ。その名前、どっかで聞いたことがあるぞ?キヨタカ・ユウキ...ユウキ・キヨタカ...ゆうき...


~回想~

姉『クリ?家系図何て見てどーしたのよ?』

俺『今週の課題なんだよ。歴史でさ、偉人探ししてんの。』

姉『偉人?我が家にそんな偉い人いる訳ないじゃない、探すだけ無駄よ。』

俺『分からないぞ?もしかしたらってこともあるかも...?...あれ?』

姉『どーしたのよ?珍しく難しい顔しちゃって...?』

俺『この人.....』

~回想終了~


「結城(ユウキ) 清隆(キヨタカ)!?...まさか、こんなとこでその名が出てくるとか...!!」


「クリ?どーしたんだ、急に大声出すなんて、珍しいな。」


俺が思い出した途端その名を叫んだせいで、グランも王子も驚きを隠せない状態だ。



「結城 清隆...、初代勇者は....俺の....












行方不明になった高祖父だ。」




このサブタイトル、今まであまり意味もなく書いていただろ?と思っていらっしゃる方、今回はそのようなことはありません。何故なら、意外性を追求した結果のこれだからです。まさか、リチ君とグランさんが血の繋がりがあるとは...!?みたいな驚き。作者も驚いております。

次回、初代勇者さんの歴史が明らかに...!お楽しみに!

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